【地方創生プロジェクト第4弾】耕作放棄地が 「ゆずの里」として生まれ変わった静岡・川根本町から新商品が誕生!
地方の大きな課題である『人口減少』。
この問題を魅力ある働き口を作る(=事業を創出する)ことで解決し、「地方を盛り上げたい」「地方の良さを広めていきたい」と考えている東京の会社があります。
それが、私たちArinos(アリノス)です。
現在、2019年4月に静岡県の川根本町、2019年6月に秋田県の大仙市にサテライトオフィスを構え、将来的には47都道府県すべてで、地域に根差した地方創生事業を進めていく予定です。
静岡県榛原郡川根本町では、奥泉地区で20アールの耕作放棄地の農地を借り、「ゆず」を栽培。
町に新たな産業をつくる活動を行っています。
私たちが実際に農業をすることで「農業で利益を得る」を証明し、「若者がやりたいと思える産業」にする、また様々な「自治体が抱える問題を解決する」ことを目指しています。
今回は、地方創生プロジェクト第4弾の活動をご紹介します。
このページの目次
川根本町とArinosの活動
ゆず農家として2年目に突入しました
2年目の取り組みとなる2020年、Arinosは地元農家さんからの応援と後押しを得て、農地を大幅に拡大して事業を推進します。
ゆずを使った商品開発をさらに進めて、川根本町を「ゆずの里」としてブランド化していくことで、高齢化や農業の後継者不足に悩む町の新たな産業と雇用の創出をはかります。
「ゆずいっぷく」の商品開発と販売
昨年、第一弾商品としてゆずの入浴剤「ゆずいっぷくバスタイム」を開発しました。
製造した商品は、ほぼ完売!
現在、改良開発を行っています。
川根本町のふるさと納税返礼品にも加えていただいています。
ぜひチェックしてみてください。
農地拡大 ゆず栽培の本格化
昨年20アールの農地を借り、ゆず栽培を始めました。
2年目の今年は、昨年の10倍の農地に拡大し、ゆずの栽培の本格化していきます。
川根本町の耕作放棄地
川根本町には、現在約85ヘクタール(8500アール)の耕作放棄地があります。
三大銘茶「川根茶」の産地として知られる静岡県川根本町ですが、近年は食文化の変化から茶葉の価格が下落。
生産者の高齢化や後継者不足も相まって農家さんの数が減少し、耕作放棄地の増加に繋がっています。
静岡県川根本町の耕作放棄地の解消をさらに目指し、2018年から耕作放棄地を活用したゆずの栽培と6次産業化に挑戦しています。
3ヘクタールの農地を貸していただきました。
この1年でのArinosの活動が奥泉地区の皆様のご理解と共感をいただきました。
地元の方々の「農地を使って欲しい」とのお声が後押しとなり今回、さらに農地を拡大する運びとなりました。
これにより奥泉地区では2.7ヘクタール(270アール)の耕作放棄地を解消する事ができました。
当初に実施した農地と合わせると約3.0ヘクタール(300アール)の規模となりました。
現状、静岡県のゆず生産量は全国17位。
農作物のブランド強化のためには収穫量を上げていく必要があります。
「収穫量を拡大」する事で「町に雇用を創出」する事ができ、「町への貢献」に繋がると考えています。
地域の皆様にも耕作放棄地が「ゆずの里」になると喜んでいただいております。
新商品開発
ゆずを果物として販売するだけでは、購入するお客さんや季節が限られてしまい、せっかくの『川根本町ゆず』は限られたお客さんにしか届きません。
しかし、加工商品や新しい作物を栽培することによって、その商品を手に取った人々が「川根本町を知ること」に繋がると考えています。
加工商品は、今まで届かなかったお客さんに届けることができます。
また新しい作物の栽培をすることにより、興味を持ってくれる方が増えることにも繋がっていきます。
新商品のゆずポン酢やゆずミスト
「ゆず胡椒」
昨年同様に浜谷農園さんよりゆずを購入し、国内外向けの新商品開発に取り組んでいます。
おしゃれに演出する「ゆずポン酢」
ゆずいっぷく入浴剤に続き、ゆずポン酢、ゆず胡椒、ゆずファブリックミストを開発しました。
1本のご購入が新たな柚子植樹につながる「ゆずミスト」
従来にはないデザインで新しい顧客層に向けての販売です。
静岡PARCO共同プロジェクトのクラウドファンディングに挑戦
静岡PARCO・松坂屋静岡店・静岡新聞SBSにて、静岡県内の事業者や個人の新たな挑戦を応援することを目的とした「MURUI(みるい)プロジェクト」が2020年1月より始まりました。
「みるい」とは若い、未熟、やわらかいを意味する静岡の方言だそうです。
今回、数ある静岡県内の事業者の中からArinosの活動を評価いただき、公認の事業者としてプロジェクトに参加することになりました。
現在PARCOが運営する「Booster」にてクラウドファンディングに挑戦中です。
新商品はクラウドファンディング返礼品として出品しております。
ご支援お願いいたします。
ライムやじゃばらの栽培
Arinosでは今年からゆず以外の作物に関してもテスト栽培が始まります。
その作物とは・・・ライム、じゃばらです!
新しい作物の栽培でゆず以外の生産の可能性についても探っていきます。
ゆず農家として本格化する2年目。
引き続き地域の方々と川根本町を盛り上げて行きたいと思います。
次回の記事は、『販売先拡大?!川根本町ゆずを全国へ』です。
どんなお客様方にご購入いただけるのか、川根本町ゆずのおいしさを届けられるのか楽しみです。
企業名 | 株式会社Arinos |
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担当者名 | 石崎 翔太 |
電話 | 03-6261-6485 |
info@arinos.co.jp | |
URL | https://arinos.co.jp/ |
川根本町の耕作放棄地をゆずの里に生まれ変える地方創生プロジェクト記事はこちら
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