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静岡市|「静岡浅間神社」七つの神社を廻る七社参りと見どころをご紹介

静岡浅間神社

「静岡浅間神社」は神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社のこれら三社を総称したものを「静岡浅間神社」と呼びます。

駿河国総社として古くから歴代幕府の崇敬を受けて信仰され、徳川家康が幼少の竹千代(家康の幼名)の頃に元服式を行ったことでも知られています。
今回は、境内にある七社の神社と静岡浅間神社の見どころについてご紹介していきます。

 

「七社参りをすると願い事が成就する」と言われている

静岡浅間神社

静岡浅間神社には、境内にある七社(内在する神社を併せると40社)もの神社に、56の神々が祀られているといわれています。

無病息災、縁結び、商売や学問など、祀られる神様によって司るご神徳も異なり、「七社参りをすると何でも願い事が成就する」といわれます。
ちなみにお参りする順番は決まっておらず、好きな順番に回っていいそうですよ。

この日は七社じっくり回りましたが、所要時間は約60分ほどでした。

静岡浅間神社

お参りの仕方

二拝二拍手一拝
1.[二拝] 深いお辞儀(拝)を2回繰り返します。
2.[二拍手] 次に両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、 肩幅程度に両手を開いて拍手を2回打ちます。
3.そのあと両手をきちんと合わせながら心を込めて祈ります。
4.[一拝]深いお辞儀(拝)をします。

七社各神社で得られるご神徳

神部神社

静岡浅間神社
【 社 号 】神部神社(かんべじんじゃ)
【 主祭神 】大己貴命
ご利益延命長寿・縁結び・除災招福

神部神社の御祭神は大國主命。
崇神天皇7年(紀元前90)鎮座と伝わる駿河国総社であり、駿河最古の神社であると伝えらえています。

静岡浅間神社
舞殿

神部神社と浅間神社は2社が社殿、本殿を共有しています。
向かって右側が神部神社、左側が浅間神社です。

静岡浅間神社

浅間神社

静岡浅間神社
【 社 号 】浅間神社(あさまじんじゃ)
【 主祭神 】木之花咲耶姫命
ご利益安産・子授け・婦徳円満

浅間神社は醍醐天皇の勅願により、延喜元年(901)に富士山本宮浅間大社から分祀されたお社で、全国1300社程ある分祀の中で1番大きくて古いお社と伝えられています。

安産祈願に多くの人が訪れているそうですよ。

大歳御祖神社

静岡浅間神社
【 社 号 】大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)
【 主祭神 】大歳御祖命
ご利益商売繁盛、事業繁盛、諸産業繁盛

赤鳥居、神門を通り最初にお目にかかるのが大歳御祖神社。
主祭神は大歳御祖命(おおとしみおやのみこと)で、倉稲魂命の母神様です。

応神天皇4年(273)創祀で、式内社という大変古い歴史ある神社で、安倍の市(静岡市)を守護する地主神として崇められています。

八千戈神社

静岡浅間神社
【 社 号 】八千戈神社(やちほこじんじゃ)
【 主祭神 】八千戈命(大国主命)
相殿・8社13柱の神々(浅間神社末社九社・大歳社末社三社・麓山神社末社三社など)
ご利益開運、必勝、武運長久

元々は徳川家康の念持仏であった摩利支天を祀っていたそうですが、明治時代初期の神仏分離で摩利支天は臨済寺に遷され、八千戈神社となったといわれています。

必勝の守護神として、スポーツや勝負事の必勝祈願にお参りされています。

少彦名神社

静岡浅間神社
【 社 号 】少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
【 主祭神 】少彦名命
相殿神・神部神社末社14社
ご利益無病息災、病気平癒、技芸上達

元は神宮寺薬師社と称し、薬師如来と十二神将を安置していましたが、明治時代初期に近隣にある臨済寺へ還して少彦名神社となりました。

静岡浅間神社

古来医薬の神として薬業関係者や病気平癒を祈る人々が多く訪れています。

玉鉾神社

静岡浅間神社
【 社 号 】玉鉾神社(たまほこじんじゃ)
【 主祭神 】(国学の四大人)羽倉東麿、岡部真淵、本居宣長、平田篤胤
ご利益学業成就・合格祈願

明治9年(1876年)に静岡県内の神職が官許を得て創祀されました。
国学の4大人(羽倉東麿・岡部真渕・本居宣長・平田篤胤)を御祭神として祀っているといわれます。

静岡浅間神社

毎年受験シーズンになると、多くの受験生が合格祈願に訪れます。

麓山神社

静岡浅間神社
【 社 号 】麓山神社(はやまじんじゃ)
【 主祭神 】大山祇命、相殿神・日本武尊
ご利益家内安全、心願成就

「百段階段」を上った先にあるのが麓山神社。
創建や由緒は不詳で、古来より賎機山山上に鎮座し山宮と称されていました。
浅間神社の祭神・木之花咲耶姫命の父神を祀り、別宮とされています。

静岡浅間神社

階段を上るのが困難な場合も階段麓に賽銭箱があるので、こちらでお参りできます。

浅間神社は家康公ゆかりの神社

静岡浅間神社
楼門

徳川家康公が今川家の人質であった時代に、この神社で元服式(奈良時代以降の日本で成人を示すものとして行われた儀式)が行われたといわれています。

後に5カ国の大名となった家康公は、天正14年9月11日に浜松城から駿府に移ると、浅間神社の造営や臨済寺の再興を行いました。
ちなみに毎年4月上旬に開催される「静岡まつり」の大御所花見行列は、家康公が大名・旗本を連れて浅間神社に花見に出かけたという言い伝えを再現したものだそうですよ。

叶え馬

静岡浅間神社

静岡浅間神社境内には、神社の他に祈りを捧げると何でも願いが叶うところから「叶え馬」と呼ばれる木製の白い神馬(しんめ)がいるのをご存じでしょうか。

この神馬は、徳川3代将軍家光公が寛永の大造営に際して、家康公の寄進した神馬を偲んで、左甚五郎に作らせたものと伝えられています。

この日は賽銭箱の横にニンジンが供えられていました。
「叶え馬」は総門を出てすぐ右側、駐車場手前に佇んでいます。

社務所では「叶え馬」に因み、人参が描かれた絵馬も販売されています。

静岡浅間神社の詳細情報

静岡浅間神社
大拝殿(二階拝殿)
おせんげんさんと呼ばれている「静岡浅間神社」
住所 静岡市葵区宮ケ崎町102-1
電話 054-245-1820(代)
参拝時間 7:00~18:00
休業日 なし
駐車場 あり ※第一駐車場80台分 ※駐車は30分以内
アクセス 電車 JR静岡駅よりしずてつジャストラインバス「安倍線」乗車約8分→「赤鳥居 浅間神社入口」下車 東名「静岡IC」/新東名「新静岡IC」より約15分
HP http://www.shizuokasengen.net/

 

静岡市を代表するパワースポットの一つ「静岡浅間神社」

静岡浅間神社
大歳御祖神社

静岡浅間神社は、徒歩でJR静岡駅から約30分ほど。
御幸通りを通り、静岡市役所前・静岡県庁前・2023年開館のどうする家康 大河ドラマ館前を通り抜けた先にあります。

授与品として有名な「福だるま」や縁起物、神符守札もぜひチェックしてみてください。

ちなみに御朱印は七社+「静岡浅間神社」の8種類があるそう。
全て直書きで書いてくれるそうです。
(※詳しくは社務所にお問い合わせください。)

訪れた際はぜひ七社を巡り、願い事が成就するようにたくさんのパワーをもらってくださいね。

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