遠州森町・小國神社の紅葉:歴史と自然が織りなす絶景
秋といえば紅葉。
今回は、静岡県森町にある小國神社の紅葉の魅力をご紹介します。
小國神社は、欽明天皇の時代(6世紀)に創建された由緒ある神社です。
国造りの神様として知られる大己貴命(おおなむちのみこと)を祀り、縁結び・厄除けにご利益があるとされています。
そんな小國神社では、例年11月下旬から12月上旬にかけて、境内を流れる宮川沿いのモミジが赤や黄色に色づき、美しい紅葉を楽しむことができます。
このページの目次
小國神社の紅葉の魅力
宮川沿いに広がる紅葉の絶景
約1000本ものモミジが川面に映る姿は息を呑む美しさです。
特に、社殿東側に流れる宮川沿いの赤い橋付近からの眺めは絶景です。
静寂な雰囲気と紅葉のコントラスト
杉やヒノキの古木が立ち並ぶ静寂な空間に、鮮やかな紅葉が彩りを添え、より一層神聖な気持ちにさせてくれます。
ライトアップされた幻想的な紅葉
例年11月中旬から12月上旬にかけて開催される「もみじまつり」では、紅葉のライトアップが行われます。昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
縁結びのパワースポットとしても有名
小國神社は、縁結び・厄除けの名社としても知られています。
境内には、縁結びのご利益があるとされる「ひょうの木」と呼ばれる御神木があります。樹齢700年から800年といわれる古木で、2本の幹が寄り添うように立っていることから、縁結びの象徴とされています。
紅葉を楽しみながら、ひょうの木に触れて恋愛成就や良縁祈願をするのも良いでしょう。
小國神社の歴史と伝承
小國神社は、長い歴史の中で、朝廷や武家、そして地域の人々から厚い信仰を集めてきました。
小國神社の御祭神
大己貴命は、別名大国主命(おおくにぬしのみこと)とも呼ばれ、『古事記』や『日本書紀』に登場する国造りの神様です。
「因幡の白兎」の物語で知られるように、心優しく、縁結びや医薬、農業など、人々の生活に深く関わる神として信仰されています。
小國神社歴史との関わり
源頼朝が社領を寄進したり、足利尊氏が社殿を造営したりするなど、歴史上の人物との関わりも深く、徳川家康公も深く信仰していたと伝えられています。
境内には、家康公が武運を祈願に訪れた際に腰掛け休息したと伝えられる「立ち上がり石」があります。家康公が参拝の度に、幾多の悲境を乗り越え天下統一を果たしたことから「立ちあがり石」と言われるようになったといわれています。
その他にも、大宝元年(701年)には、勅使(天皇の使者)が当地へ出向き、現在の社地に里宮を開き、十二段の舞を奉納したことが舞楽の始まりと伝承される「十二段舞楽」など、様々な伝承が残されています。
小國神社まとめ
小國神社は、歴史と自然が織りなす美しい紅葉を楽しむことができるスポットです。
ぜひ、この秋に訪れてみてはいかがでしょうか。
小國神社アクセス情報
⭐️ 4.4(4,443)
🚩 静岡県周智郡森町一宮3956-1
🕰️ 9:00~16:30
🚗 駐車場あり(無料)
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