島田市｜家族のような安心感に包まれながらカフェタイム＆アート体験「泊まれるカフェen」

台風の影響で路線をしばらく運休していた大井川鐵道。
「家山駅」−「川根温泉笹間渡駅」間が運転再開をしてから約一年が経ちました。
道の駅でもある「川根温泉ふれあいの泉」には、きかんしゃトーマス号が汽笛を鳴らして走る姿を見ようと多くの観光客が足を運んでいます。

SLの見える道の駅すぐ側に素敵なカフェがあります。

川根温泉ふれあいの泉から道を挟んで反対側にCreatives Houseと書かれた文字が一際目を引く2階建ての建物がそのカフェ。
宿泊もでき、アート体験も楽しめてしまう魅力的なカフェ「en」です。

わくわくしながら島田市川根町笹間渡を訪ねてみました。

 

お家まるごとアート空間！

友達の家に遊びに来たような親しみのある入口ドアを開けると、左手すぐにカフェへと続く階段が見えます。

センス良く飾られたアート作品やオブジェを見ながら階段を登っていくと、外からの光も演出の一つになっているような明るい空間が開けています。

おしゃれな雰囲気のカフェの中に、アート作品や画材類が綺麗に陳列。

食欲そそる《カフェメニュー》

まずは、カフェメニューを楽しむことにしました。
ナポリタンセットやほうじ茶ゼリーパフェなどランチや休憩などその時々に合わせて使えるメニューが並んでいます。

種類豊富なトースト

そして、メインは種類豊富なトーストたち。
オーソドックスなハニバタトースト（400円）や3種のチーズトースト（650円）、ガーリックトースト（550円）も良いのですが、気に入ってしまったのは「3種のきのこトースト（650円）」。

すぐ目の前の道の駅で仕入れている地元産の原木椎茸を使用し、厚切りのベーコンやチーズと一緒に豪快に食べられる逸品なのです。
ふかふか優しい味わいの食パンとガーリックがアクセントとなったしっかりめの塩気がたまらなく食欲を掻き立てます。

和とスイーツの魅力的な組み合わせ

カフェといえば、スイーツも楽しみの一つ。
お茶処の島田市ともあるため、川根茶や紅茶をドリンクとして楽しめます。

その中で注目したいのがほうじ茶。
ほうじ茶ゼリーパフェ（650円）やほうじ茶プリン（550円）、ほうじ茶のシュガーバタートースト（600円）など心奪われてしまうラインアップが盛りだくさん！

今回はメニュー写真からもその魅力が伝わるほうじ茶プリンをいただきました。

少ししっかりとした固さがある濃厚な味わいのプリン。
凝縮されたほうじ茶の香りが堪らなく心地良さを感じてしまいます。
満足度が高く、食べている間とても贅沢な気持ちにさせてくれました。

いざ実践！自分らしさと感性を磨く《アート体験》

忘れてはならないのが、カフェenの魅力の一つであるアート体験。
現在は、「アルコールインクアート」、「ポーリングアート」、「テクスチャーアート」の3種類から選べます。

老若男女問わず、技術力も問わない。
誰でも気軽に触れることができ、純粋にアートを楽しめるようにと今のラインアップを考えられたとのこと。

孫とばあばの絶妙なコンビネーション

店主の田澤杏梨さんは、武蔵野美術大学建築学科を卒業されており、カフェenを始められたのも今の建物を自分の手でリノベーションしたことがきっかけでした。

元々、祖母（ばあば）の妹さんがこの場所で「えん」という民宿と食堂をされていたため、そのままの形を活かしながら自分らしさを表現しつつ今のスタイルを築き上げたのだそう。

実は今、ばあばと二人三脚でお店を運営中。
清水からこの場所に毎日通う孫の杏梨さんを心配したばあばが、自然と手伝う形で今があるとのこと。
素敵な関係ですよね！

杏梨さんとばあばの見事な連携プレイで、ものすごく丁寧かつ自由に教えてくれるのがアート体験なんです。

手軽に楽しめる「アルコールインクアート」

初心者でも始めやすいのが用紙にインクを垂らし、インクの自然な流れを楽しむアルコールインクアート。
その日に持ち帰りもできるため、すぐにお部屋のインテリアとして飾れるのがポイントです。

筆者もいざ実践！

筆者も「アルコールインクアート」を体験させてもらいました。

専用のカラーインクを落とし、その上にアルコールを1、2滴。
イメージに合わせてゴールドを垂らしていくと色が重なり合って不思議なデザインに仕上がっていきます。

実際にインクがどのように動くのか少し練習をさせてもらってから、いざ本番。
イメージはしているけれど、予想もつかないインクの動きに慌てたり、諦めて大胆になったりと無我夢中。

作品を額装して完成

でき上がりを額に入れてみるとまた印象が変わるんですね。

杏梨さんとばあばがうまく見立ててくれるので、抜群の仕上がりになったのも印象的です。
閃きと発見も相まって、とても楽しい時間を過ごせました。

「アルコールインクアート」体験費用

ドリンク付きでお手頃価格で体験できます。

アルコールインクアート 体験費用

3,000円（税込） ※ドリンク付き

真剣勝負！マーブル模様が美しい「ボーリングアート」

ボーリングアートは専用のインクをカップの中で混ぜた後、キャンバスに思い切ってカップを付け、ゆっくりと全てのインクを広げ流してマーブル模様を描くもの。

「ボーリングアート」体験費用

キャンバスのサイズにより体験価格が変わります。
こちらは乾燥に時間が掛かるので、後日着払いでお送りしています。

ボーリングアート 体験費用

【S】3,000円 【M】4,000円 【L】4,500円

立定的なデザインで可愛らしい作品に仕上げる「テクスチャーアート」

2024年9月からお目見えしたのが「テクスチャーアート」。

モデリングペーストと呼ばれる専用の具材にアクリル絵の具を混ぜ、ペインティングナイフで好きな形に塗りつけていくもの。
立体的な作品に仕上がるので他の2種類とはまた違った楽しみ方ができます。

「テクスチャーアート」体験費用

上から手を加えなければ持ち帰りが可能です。

テクスチャーアート 体験費用

【S】4,500円 【M】5,000円 【L＆四角】5,500円

カフェ営業とアート体験は別日です

来てくださるお客様に丁寧に対応できるよう、カフェの営業日とアート体験の営業日を分けて運営しているとのこと。
もちろん、ゆとりのある時間に対応できることもあるので、アート体験をしてみたい方はInstagramや電話、メールなどで問い合わせてみるのがおすすめです。

「カフェen」は川根温泉に立ち寄り、宿泊も可能！

目の前の川根温泉を満喫したい方には、宿泊もご案内しています。

1日1組限定ですが、2部屋に分けることもできるため最大12名まで泊まれるとのこと。
男女別や2家族などご利用方法は自由に選べます。

宿泊者に向けて川根温泉の入浴料が大人50円引き、子供30円引きでご利用になれるサービスもありますよ。

誰もが気軽に楽しめる♪アート体験できるカフェの広がり

アート体験できるカフェをもっと広げていきたいと夢をお持ちの杏梨さん。
各地イベントへの参加や高齢者施設への出張など、アートを身近に体感できるよう様々な取り組みを行っています。

杏梨さんとばあばが紡ぐ素敵な時間を楽しみたい方は、道の駅川根温泉前のカフェenに立ち寄ってみるのはいかがでしょう。

ご紹介の施設詳細情報

アート体験や宿泊が可能なカフェ「泊まれるカフェ en」

SLが見える露天風呂「川根温泉 ふれあいの泉」

 

寛いだ思い出と共に形の残る自分だけのアート作品

今回、宿泊からお食事、アートまでお世話になり、とても有意義で心地の良い体験をさせていただきました。
仕上がったアート作品をたまに眺めては一人でニヤニヤしたり、作った時のことを思い浮かべたり。
今ではキッチンの空間を明るくしてくれています。

美味しいものを食べて、アートに触れて、温泉にゆったりと浸かる。
店名の由来でもある「ご縁 / en」に人それぞれの形で結ばれる様がとても魅力的です。
島田市川根町の泊まれるカフェenで贅沢な時間の過ごし方を味わえますよ。