【6月が見頃】焼津・林叟院の紫陽花と梅雨の風情を楽しむ
梅雨入りし、しとしと雨が続く季節となりました。雨に濡れて一層鮮やかに咲く紫陽花を求めて、焼津市坂本にある「林叟院」を訪れてみました。
静岡県にある林叟院は、地元で「あじさい寺」と言われるほど、美しいあじさいが多く咲いている観光名所です。
林叟院の一部分だけではなく、境内の全体と本堂に着くまでの道にも目を奪われる多くの種類のあじさいが咲いています。
林叟院を観光している方の一番の目的は、「あじさいを見るため」という人がほとんどです。
地元の方も観光客も魅了される美しいあじさいが咲いており、歴史も長い林叟院についてご紹介します。
このページの目次
林叟院の境内
林叟院の境内は、上記の写真である本堂の他にも鐘楼や庭園など見る所が多くあります。
本堂は1808年に建てられており、間口が約19メートルで奥行きが約13.7メートルの大きさです。
屋根は入母屋造りとなっており荘厳な見た目になっています。
鐘楼
梵鐘をつるす方式が袴腰付という形式であるため、昭和47年5月焼津市指定文化財指定になっている珍しい鐘楼です。
2002年に修理を行った際に1844年に創建されたことがわかりました。
庭園やあじさいが見どころ
林叟院は『あじさい寺』と言われる程あじさいが有名で、庭園も池と共にある植物達が大変鮮やかです。
山から流れる水や鳥のさえずりが聞こえるため自然に心が癒されます。
他にも林叟院には、焼津市指定文化財指定にされている経蔵や宝篋印塔があり、歴史を感じるには持ってこいの境内です。
林叟院の歴史について
林叟院の歴史は、令和3年で開創550周年を迎える歴史が深い建造物です。
徳川家の3代目将軍である徳川家光には朱印状を付与されたことや、本堂が焼失しもう一度建立したりなどの様々な歴史があります。
林叟院を創立した賢仲繁哲禅師の200回忌・250回忌・350回忌・400回忌・450回忌・500回忌は修行を行っているのです。
550周年の歴史があるのにもかかわらず、約50年に1回は修行を行っているのが続いている所に深い歴史を感じます。
林叟院にあるあじさい
林叟院には複数ある種類のあじさいが約300株咲いています。
西洋あじさいやガクあじさいなどが境内、参道に咲いており6月上旬〜6月下旬が見頃です。
神聖なる場所で咲き誇るあじさいは観光客だけでなく、地元民からも高評価を得ており、時期になると多くの方が訪れています。
下記は多くの人から高評価を得ているあじさいの画像です。
①鐘楼とともに写るあじさい
焼津市指定文化財指定である鐘楼をバックにあじさいがとても綺麗です。
②参道に多く咲くあじさい
参道に咲く種類の違うあじさいです。
歩いている時に垣間見えるあじさいは心の清涼剤になります。
あじさいの開花時期
あじさいの開花時期は例年6月上旬〜6月下旬です。
林叟院の公式サイトではあじさいの開花状況が掲載されていますので、観光する前に開花状況が確認できます。
<2022年度の開花状況>
●5月下旬→咲き始め、三分咲き
●6月1日→七分咲き
●6月5日→八分咲き
●6月10日~6月25日→見頃
●6月30日→終了
昨年度は例年通りの開花状況であるため、あじさいの開花に必要なのは、20度程度の気温と一般的な降水量になります。
したがって、梅雨の時期が極端にずれることがあると、20度程度の気温が保たれていないなどの環境変化がない限り開花時期はあまり変動しません。
<2023年度の開花状況>
6月4(日)現在でほぼ見頃を迎えているようです。
今年は4月頃から例年よりも気温が高い日が続いていたため、開花時期が早まりました。
あじさいの種類
林叟院にあるあじさいの種類を紹介します。
①ホンアジサイ
日本に多くあり、太陽の陽が当たりすぎると葉やけしますので注意です。
②ガクアジサイ
星型の花が特徴的で、成長すると隙間なく花が埋め尽くされます。
ガクアジサイの中にも様々な種類がありますので画像で違いを参考にしてみてください。
林叟院(りんそういん)の詳細情報
住所 | 静岡県焼津市坂本1400 |
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電話 | 054-628-3487 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 無料駐車場あり ※【第1駐車場】参道西側(境内まで徒歩5分の場所) ※【第2駐車場】焼津市坂本973 ※【第3駐車場】焼津市坂本974-1 |
アクセス | 車 JR焼津駅北口から北へタクシーで約10分→交差点右側にある『林叟院』と書かれた大きな看板を右折→約3分 バス JR焼津駅南口から焼津市自主運行バス焼津循環線(のりば①)乗車約20分→「林叟院入口」下車→徒歩10分 |
HP | http://www.rinso-in.com/ |
あじさい寺と呼ばれる林叟院(りんそういん)
林叟院は神聖な場で歴史的な本堂や焼津市指定文化財指定の鐘楼などがあり、あじさいだけではない魅力が多いです。
プラスアルファで境内と参道に咲いているさまざまなあじさいを見にくる人が多くおります。
そのため、静岡県民や観光に来る人は、林叟院ではなく「あじさい寺」と呼びます。
林叟院に着くまでの間にも多くのあじさいが咲いているため、スタートからゴールまでの道のりもしっかり楽しみましょう。
林叟院の自然豊かで水のせせらぎの音や鳥の声なども癒しポイントの一つです。
種類の多いあじさいは、さまざまな色もあるため見ていて楽しいですし、目の保養になります。
ぜひ林叟院に足を運んでみてください。
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