法多山尊永寺の紫陽花まつり2022
じめじめと雨が降り気分が落ち込むこの季節、今が旬の紫陽花を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
今回は今の時期たくさんの紫陽花が咲き乱れ、多くの方が訪れる法多山尊永寺の「紫陽花まつり」をご紹介いたします。
6月いっぱいはきれいな紫陽花を見ることができますので、梅雨の時期はどうしても家に引きこもりがち…という方はぜひ行ってみてはいかがですか?
このページの目次
紫陽花は梅雨時期に見ごろのお花
皆さんご存じの通り紫陽花は、6月のちょうど梅雨の時期が見ごろのお花です。
その季節柄もあり、晴天の太陽の光に照らされる姿よりも、すこし薄暗い曇り空やしっとりと降る雨の中に見るほうが紫陽花らしい姿を見られるように感じます。
たくさんの小さな花が集まり一つの大きな花のように見える迫力と、青やピンク、紫などの寒色系の色合いが多いことから、落ち着いた天候でも花のみでよく映えます。
紫陽花が多く咲く法多山
紫陽花まつりと表したイベントが行われることもあり、法多山の紫陽花の数の多さや花の咲くエリアの広さは絶大です!
なんと敷地内には3000株も植えられています。
参道の右手にはヤマアジサイが咲き乱れ、本堂へと続くスロープには野生の紫陽花の花が咲いており、坂を上りながらゆっくりと眺めることができます。
いつもは階段を上る方も、この時期は右手に進むスロープを歩いて上ってみてはいかがでしょうか?
青々とした緑の中に見ることができる野生の紫陽花は非常にきれいで、思わずその都度足を止めて近づき、観察してしまいますよ。
紫陽花まつりのメインの場所は、本堂をお参りした後に下った階段の先にある厄除け団子の販売所を過ぎ、階段を下ってすぐです。
たくさんの西洋あじさいが私たちを出迎えてくれます。
見ることのできる紫陽花はこちら!
それでは実際に法多山で見ることのできる紫陽花についてご紹介させていただきます。
まず、鳥居をくぐった後に伸びる参道の右手の沢には野生のヤマアジサイ(ガクアジサイ)があります。
ヤマアジサイは沢などの湿り気のある半日陰に生息していることから、ここに咲いているものは野生のように思われます。
小さな花々を少し大きめの装飾花が取り囲む花の形は、私たちがよく思い浮かべる紫陽花とは違い野性味あふれるのでぜひ観察していただきたいです。
そして、メインの会場に多く見られるのは西洋紫陽花です。
濃い色の青やピンク、紫のほか、淡いピンクや水色、白などの優しい色の花も見ることができ、たとえ一つの紫陽花の花でも様々な顔を見せてくれます。
その景色の美しさから写真撮影を行う人も多く、浴衣を着て来たり、紫陽花の花に映えるような色の服を着てきたのかな?と思えるような装いの方もいらっしゃいました。
皆さん紫陽花と一緒に素敵な写真を撮ろうと一生懸命に撮影をしていました。
特に若い方の浴衣姿が目立ち、インスタグラムなどのSNSに載せたくなるような素敵な景色であることは一目瞭然です!
今の時期ならではのモニュメント
イベントとして宣伝しているだけあって、来た人を引き付けるような装飾品やモニュメントがありました。
カラフルなてるてるぼうず
まず初めに鳥居をくぐる手前に、カラフルなグラデーション状につるされた沢山のてるてる坊主たちが出迎えてくれます。
虹を思わせる色合いで並んでいる様子は、虹のかかる晴れた空を願っているように思えます。
涼しげな音を奏でる風鈴
本堂わきに広がる天井につるされた風鈴は、風になびくたびに涼しげな音を立て訪れる人に「涼」をもたらします。
実際風鈴の音を聞いてみると、音だけでこんなにも涼しく感じるものなのかと感動します。
また、屋外だというのも大きなポイントで、風を受けやすいためそのたびに鳴る数々の風鈴の音はこの時期の法多山の風物詩です。
紫陽花を模した傘のオブジェ
厄除け団子の販売所前の広場には、いくつかの傘でできた大きな紫陽花のオブジェと、色とりどりのビニール傘を上からつるし影を楽しむ展示物があります。
まず紫陽花のオブジェは5つあり、青や紫のグラデーションの傘を用いて作られています。
梅雨の時期に欠かせない傘×紫陽花のコラボレーション。
紫陽花まつりの名物スポットです。
カラフルなビニール傘の展示物
※こちらの写真は2021年時の撮影です
次にカラフルなビニール傘の展示物ですが、これは特に晴れの日におすすめの展示物です。
傘を通過した太陽が足元に影を落とすのですが、それが透き通ったカラフルな色合いなのです!
小さな男の子が「影がカラフル~!」とはしゃいでいました。
おすすめの写真の撮り方は自分たちの影と傘の影を一緒に写真に収めることです。
厄除け団子も一緒に
法多山に来たからには、厄除け団子を食べて行きましょう。
すこし皮の残った絶妙なあんこと柔らかい団子の組み合わせは絶品で、定期的に食べたくなるお団子です。
店内で食べる場合はお茶もついてくるのですが、今の時期は冷茶となっており、階段の上り下りで火照った体をやさしく冷やしてくれることでしょう。
これからの法多山イベント情報
法多山は紫陽花まつりのほかにも、一年を通して様々な催しを行っています。
万灯祭/ほおずき市
※こちらの写真は2021年時の撮影です
近いうちに万灯祭が行われます。
毎年この2日間は、1年の中で一番ご利益のある日です。
この2日間のうちに一回お参りすれば、なんと46000日分ものご利益があるといわれています!
また一面に並ぶ灯篭の光は幻想的で、息をのむほどの景色です。
本堂手前の階段下で同時にほおずき市も開催されます。
開催日時 | 2022年7月9日(土) ●宵祭法要 18:00~19:00 ●万灯点火 18:00~22:00 ●厄除ほおずき市 9:00~21:00 2022年7月10日(日) ●四万六千日法要8:30~9:00 ●万灯点火 6:00~22:00 ●厄除ほおずき市 6:00~21:00 ●第22回ほおずき寄席 17:30~(チケット販売) |
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ライトアップ | 18:00~21:00 本堂、二葉神社、薬師堂前、水屋の風鈴ライトアップあり |
入場料 | 無料 |
無料送迎バス | バス 無料送迎バス運行あり(袋井駅⇔法多山間) |
風鈴まつり
現在開催中の風鈴まつりは、8月末まで開催されているので、長期の間楽しむことができますよ。
開催日 | 2022年5月21日(土)~8月31日(水) |
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会場 | 本堂、大師堂、諸尊堂、水屋、だんご屋東広場 |
願掛け風鈴 | 風鈴に願いを込めた短冊をかけます 1回300円 |
風鈴販売 | 南部鉄器風鈴や陶器の風鈴、法多山オリジナル風鈴など、各種風鈴を販売 1つ500円~ ※販売時間 8:30~16:30 ※売り切れ次第終了 |
厄除だんご 休み |
7月26日(火)・27日(水)・28日(木) |
「厄除観音 法多山 尊永寺」の紫陽花 詳細情報
紫陽花の見頃 | 6月上旬~7月上旬頃 |
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あじさい広場 傘の展示 |
5/21~6/30 |
会場 | 厄除観音 法多山 尊永寺 |
会場住所 | 静岡県袋井市豊沢2777 |
電話 | 0538-43-3601 |
拝観時間 | 窓口8:30~16:30 ※参拝は24時間可 |
休業日 | なし |
紫陽花観賞 | 無料 |
駐車場 | 有料駐車場あり 普通車100円~ ※駐車料金は季節によって変動 |
アクセス | 車 ●東名「袋井IC」から約20分 ●東名「掛川IC」から約15分 |
公式HP | https://www.hattasan.or.jp/ |
法多山の紫陽花まつりに訪れて
梅雨の時期は家にこもりがちで、なかなか外へ出る機会がありません。
しかし一歩外へ出てみると今の時期にしか触れることのできない出会いがあります。
法多山尊永寺では、いっぱいの紫陽花とたくさんの緑が私の心を癒してくれました。
山の中のお寺という神聖な雰囲気漂う場所で、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
これからの催しや季節限定のお団子にも注目していきたいと思います。
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