富士宮市の子ども連れで楽しめるマス釣り場、『静岡県水産技術研究所富士養鱒場』でリフレッシュ!
静岡の魚といえば「マグロ」をイメージする方も多いはず。
清水港や焼津港はマグロの水揚げが盛んなことでも有名です。
しかし、静岡が全国生産量トップを誇る「ニジマス」の存在を忘れてはいけません。
そんなニジマスを専門に扱う穴場スポット、富士宮市の「静岡県水産技術研究所富士養鱒場」を紹介します。
このページの目次
静岡県水産技術研究所富士養鱒場はどんな場所?
「静岡県水産技術研究所 富士養鱒場」は、富士宮市の猪之頭地区にあるマス類の種苗生産や増養殖に関する研究を行っている施設です。
朝霧高原周辺の穴場スポットとも言える場所で、標高は約700mもあります。
施設の敷地が富士箱根伊豆国立公園内にあるため豊かな自然に囲まれていることも特徴です。
育てているニジマスを間近に見学できるだけでなく、エサやり体験や併設のマス釣り場ではニジマス釣りもできるので子ども連れでも楽しめます。
静岡が生産量トップの魚『ニジマス』とは?
ニジマスと聞くとあまりピンと来ない方も多いと思いますが、スーパーでは「トラウトサーモン」の名前で売られている魚です。
おにぎりの具でも人気のシャケは実はニジマスであることも多く、我々にとって意外と身近な魚でもあります。
お刺身やお寿司はもちろんのこと、塩焼きやムニエルなど様々な食べ方が楽しめる人気の魚です。
静岡はマグロやサクラエビなどが有名なので影に隠れがちな存在ですが、静岡県のニジマス生産数は全国トップを誇ります。
駐車場すぐそばの小屋から入場
駐車場は無料。
入口横の窓口で入場料を支払います。
料金を支払う際にスタッフに伝えるとニジマスのエサをもらえます。
場内のニジマスたちにエサやりができるので施設の観覧が楽しくなること間違いなしです。
大きなニジマスが一斉にエサを食べる時の迫力は必見ですよ。
のんびりと散策
到着したのは9時半頃でしたが、この時点で他のお客さんは誰もいませんでした。
エサやり体験ができる観覧用の飼育池
この日はマス釣りも楽しむ予定でしたが、釣り場までのんびりと場内を散策します。
エサやり体験ができる観覧用の飼育池
空気は澄み、たくさんの緑に囲まれているので歩いているだけでも気持ちが良い環境です。
エサやり体験ができる観覧用の飼育池
空気が美味しく感じられ、日頃の疲れが癒やされるような感覚になりました。
しばらく歩くと、大きなニジマスがあちこちで泳いでいます。
途中、全身真っ白な珍しい「アルビノニジマス」も見ることができるので要チェックです。
エサやり体験ができる観覧用の飼育池
飼育池は水深が深く、水が冷たいので幼児の転落に注意してくださいね。
展示ホール
マス釣り場となっている川沿いを歩いて行くと展示ホールがあり、ニジマスについて学ぶことができます。
展示室には養鱒場の概要や歴史を解説したパネルが用意されています。
初めて訪れた人にも分かりやすく解説されています。
↑静岡県内に生息する代表的な淡水魚(川や湖の魚)を紹介するパネルです。
馴染みのある魚など、さまざまな生き物がいるのがわかります。
展示室の中心部には水槽があります。
中の水槽では、大きなニジマスが泳ぎ回っています。
目線に近い角度から見ると迫力満点!
手ぶらでOKのニジマス釣り場
いよいよ釣り好きの筆者が楽しみにしていたニジマス釣りです。
手ぶらで訪れても貸し竿やエサを用意してくれるだけでなく、無料で内臓の除去もしてくれる手厚いサービスが特徴です。
有料で持ち帰り用の箱や氷も用意してもらえます。
釣具の持参も可能で、ルアー釣りやフライフィッシングも楽しめます。(※釣り場エリアの指定あり)
このマス釣り場は、富士山からの湧き水が流れる芝川の源流域を利用しているので足場が悪い場所やぬかるみには要注意です。
マス釣り場の料金と営業時間
営業時間 | 9:00~16:00 |
---|---|
料金 | 一人様魚1kg 1,800円 ※100g超過ごとに130円追加 |
釣り好き筆者は「テンカラ釣り」に挑戦
釣り好きの筆者は「テンカラ」という和製フライフィッシングの道具を持参しました。
ルアー釣りやフライフィッシングで釣りをする際は下流の2エリアに限られるので要注意です。
雨が少ない影響か、この日は川が渇水気味で釣り場のニジマスたちはあまり元気が無さそうです。
しかし、テンカラは虫をイメージした毛鉤を使うのでマスたちは警戒しつつも思わずパクリと食いついてしまいました。
大きなニジマスを釣り上げて満足したので受付時に渡されるスカリ(魚を入れる青い袋状の網)にニジマスを入れて受付まで持って行きます。
釣り上げたマスは、持ち帰りします。
リリース不可ですので、池に戻さないようにご注意ください。
写真のニジマスには釣糸のボビンを乗せています。
ボビンの大きさは直径7cm。
写真ではそこまで大きくなさそうに見えますが、実際はもっと大きく感じますよ。
ちなみに、エサ釣りエリアは足場が良く、塩焼きにピッタリの25cmから30cmほどのサイズが釣れるので女性や子どもでも安心してマス釣りが楽しめます。
重さを量った後、スタッフさんが釣ったニジマスの内臓やエラを除去してくれるので新鮮なまま持ち帰ることが可能です。
塩焼きにする場合は塩締めの処理までしてくれます。
コロナ対策
屋外がメインの施設ですがしっかりとコロナ対策もしています。
窓口にはビニールシートを貼り、消毒液も備え付けられていました。
養鱒場までのアクセス
新東名「新富士IC」または東名「富士IC」から国道139号線(西富士道路)で朝霧高原方面へしばらく直進します。
途中、まかいの牧場があるので立ち寄ってみてもいいでしょう。
まかいの牧場から養鱒場までは車で約8分です。
標高700mの看板が目印の「畜産試験場北」交差点を左折して猪之頭方面へ。
途中の交差点を斜め右へ進み、しばらく直進するとガソリンスタンドの先に入口の看板が見えてきます。
温暖な静岡県とはいえ標高が高い場所なので、冬期は道路の凍結が発生しやすく注意が必要です。
持ち帰ったマスを早速調理!
調理しやすいサイズにカット。
スモークサーモンならぬスモークトラウトにして食べました。
口に入れた瞬間から燻製のスモーキーな香りが広がり、ニジマス由来の旨味を引き立てます。
ねっとりとした柔らかな食感でお酒が進みそうな味わいでした。
富士養鱒場 詳細情報
※カーナビ検索の場合、業務用出入口に案内される場合があるので要注意
住所 | 静岡県富士宮市猪之頭579-2 |
---|---|
電話 | <観覧窓口>0544-66-3131 |
開場時間 | 9:00~16:30 ※最終入場16:00 |
定休日 | 12/29~1/3を除き無休 |
入場料 | 大人300円 小中学生100円 70歳以上、障がい者と介助者1名無料 ※マス釣り場は別料金 |
マス釣り場 料金 |
一人様魚1kg 1,800円 ※100g超過ごとに130円追加 |
マス釣り場 営業時間 |
9:00~16:00 |
施設案内 | ●飼育池は深く、水が冷たいため、幼児連れの方は十分ご注意ください ●富士箱根伊豆国立公園内のため、場内の草木の採取や持ち出し禁止 |
コロナ対策 | 場内に消毒液 |
駐車場 | 無料駐車場あり ※50台分 |
アクセス | 車 新東名「新富士IC」より西富士道路、国道139号線経由 約40分 |
HP | https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/fuji/index.html |
自然あふれる富士養鱒場でエサやり・マス釣り体験
今回は富士宮市の猪之頭地区にある穴場スポット「静岡県水産技術研究所富士養鱒場」を紹介しました。
ニジマスを間近で観察できるだけでなく釣りやエサやりも楽しめるので子ども連れにもオススメです。
豊かな自然と澄んだ空気で歩いているだけで気持ちがいい場所なので、日頃の疲れを癒やしたい方にもオススメですよ。
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