函南町|ムース&氷がふわふわ!「楽茶房みのり」で静岡抹茶かき氷を味わう
太陽がサンサンと降り注ぐ8月。
そんな真夏に食べたくなるのが、かき氷ですよね。
近年、美味しくて見栄えのするかき氷がいろんな場所で食べられるようになりました。
そんな中で、今回訪れたのは函南町にある「楽茶房みのり」さん。
こだわりぬいた静岡緑茶を使用したかき氷と、サービス精神旺盛な店主さんにお腹も心も満たされます。
このページの目次
山梨県出身の店主さんが惚れ込んだ「静岡緑茶」
熱海と函南を結ぶ県道11号線、[通称]熱函道路沿いにある「楽茶房みのり」さん。
静岡県産の緑茶を100%扱う「静岡県茶業会議所公認」の静岡茶屋です。
メニューには、静岡県西部の「掛川茶」、中部の「本山茶」、東部の「沼津茶」が揃っています。
同じ静岡県内で育った茶葉ですが、味わいや香りの違うお茶を飲み比べすることができます。
それぞれの呈茶セットのお値段は550円(税込)。
気に入った茶葉を見つけた方は、自宅やプレゼント用に購入することも可能です。
甘味などに使用されている抹茶は、藤枝の朝比奈で作られた茶葉を使用しているそうです。
緑茶も抹茶も、店主さんが直接お茶農家さんから仕入れているこだわりの逸品です。
アットホームな店内と店主さん
三つのカウンター席と、三つの掘りごたつが並ぶ小さな店内です。
「楽茶房みのり」の店主さん
静岡茶に精通した店主さんですが、ご出身は山梨県ということです。
お茶はどれも同じだと思っていた店主さんが、静岡茶に出会ったことで価値観が変わり、静岡茶のお店を始めるに至ったという経緯に驚きました。
親しみやすい内装
店主さんとの距離がとても近く、いろんな話を伺ったり、作業している姿を眺めたりしながら食事を楽しむことができます。
店内には、店主さんのお子さんが作られた切り絵が飾ってあり、場を和ませてくれます。
気さくで話題豊富な店主さんの雰囲気が昔ながらの茶屋のように心地よく、リラックスしながら過ごすことができました。
産地や素材にこだわったメニュー
いつものかき氷から特別なかき氷まで
普段は静岡茶屋として有名なお店ですが、夏はかき氷が大人気。
このお店オリジナルのムースかき氷から、定番のシンプルなかき氷まで好きなものを選ぶことができます。
かき氷のラインナップ
かき氷のメニューは下記の通りです。
シンプル:330円(税込) ※氷+シロップ+練乳 |
●イチゴミルク ●レモンミルク ●メロンミルク ●ブルーハワイ |
オリジナル:440円(税込) ※シンプル+練乳 |
●静岡抹茶ミルク ●黒蜜きな粉ミルク ●はとむぎミルク ●塩こんぶミルク |
ムースかき氷:550円(税込) ※シロップ+練乳+ムース |
●静岡抹茶ミルク ●イチゴミルク ●メロンミルク ●レモンミルク ●ブルーハワイミルク ●黒蜜抹茶ミルク ●黒蜜きな粉ミルク ●はとむぎミルク ●塩こんぶミルク |
子連れにとって嬉しいことの一つが、価格の安さです。
特別を味わいたい大人も、定番の味が好きな子どもも、値段を気にすることなく思い思いに楽しむことができます。
お店の売りである「静岡抹茶ミルク味」が一番気になりますが、それとは別に目を引かれるのが「塩こんぶミルク」味。
練乳と塩昆布を合わせているということですが、味の想像がまったくつきません。
ミネラル豊富で、汗をかく夏場に需要があるメニューなのだそうです。
子どもとではなく、友人と来店した時に挑戦してみたいと思います。
蕎麦もところてんも自家製ざんまい
こちらのお店の魅力は、かき氷やお茶だけではありません。
他にも、産地や素材にこだわった自家製メニューがたくさん存在します。
その中でも、ランチにお勧めなのが「素材十割セット」です。
楽茶房みのり:「素材十割セット」 |
・戸田産の天草で作った「ところてん」 ・大豆まるごと「十割豆腐」 ・手作り「ごま豆腐」 ・国産蕎麦粉「十割蕎麦」 ・静岡県産抹茶の手作り「抹茶アイス」 |
これらが全て含まれて1,375円(税込)と、とても魅力的なセットです。
しかも、全てこのお店の自家製だということが驚きです。
特に戸田の天草で作ったところてんは、観光などで伊豆に来た時に抑えておきたい地元グルメですよね。
かき氷だけでなく、静岡抹茶しるこなどの甘味もあります。
冷たいものが苦手な方も、寒い時期に訪れた方も、静岡抹茶を使用したデザートを味わうことができます。
かき氷を削る姿に子どもが夢中
店内の入り口にある、巨大なかき氷器。
そこに設置される氷も大きくて、迫力があります。
店主さんは氷を置いた後、しばらく放置していました。
「溶けないのかな?」と不思議に思いましたが、この少し溶かすという手間がふわふわかき氷を作るコツなのだとか。
スイッチを入れると、氷の塊が勢いよく回転してサラサラ削られていきます。
家庭用かき氷器しか知らない子どもたちは、かき氷ができ上がっていく様子をかぶりつくように眺めていました。
花びらのように氷がお皿に重なっていく様に、大人もワクワクしてしまいます。
ダブルでふわふわ!ムースかき氷
不思議な食感のかき氷
今回頼んだのは「静岡抹茶ミルク」と「黒蜜きな粉ミルク」のムースかき氷。
「静岡抹茶ミルク」
「静岡抹茶ミルク」は、ミルクで作られたムースとたっぷりの抹茶がかかっています。
お茶碗くらいの器に絶妙なバランスで盛られていて、食べきれるのか心配になるくらいのボリュームです。
一口食べてみると、まずその食感にびっくり。とにかくふわふわです。
かき氷もふわふわ、ムースもふわふわで、あっという間に口の中で溶けてしまいます。
このムースもこのお店オリジナルのこだわり。
市販されている3.6牛乳よりずっと濃厚な4.4牛乳を使用しています。
苦みのある抹茶に、甘くて濃いミルクのムースはピッタリ。
サラサラとあっという間に食べてしまいました。
見た目はボリュームがあるように感じましたが、氷もムースも空気をたっぷり含んで軽いため、大人なら食べきることができると思います。
今回はおやつの時間に伺いましたが、ランチの後のデザートとして食べるにも重たくないかもしれません。
「黒蜜きな粉ミルク」
「黒蜜きな粉ミルク」は「静岡抹茶ミルク」よりも甘めで、子どもたちにはこちらが人気でした。
もちろん、どちらのかき氷も氷の内側までしっかり味が染み込んでいるので、「味がなくなっちゃった」なんてがっかりすることはありません。
いくら食べても頭痛がしない不思議な氷
こちらのかき氷は、いくら食べても頭痛がしませんでした。
よく、天然の氷を使うと良いと聞くので、てっきり氷に秘密があるのかと思いましたが、特別な氷ではないとのこと。
実は、秘密は削り方でした。
少し溶かしてから削り始めると、ふわふわで頭痛のしないかき氷ができ上がるそうです。
絶妙な溶け具合の把握ができるのも、プロならではの技術だと感動しました。
抹茶アイスも自家製
今回は抹茶アイスもいただきました。
こちらの抹茶アイスも藤枝の抹茶を使っており、生クリームなどを使って店主さんが一から作った自家製です。
アイスの上にはさらに抹茶がかかっています。
砂糖が控えめで、高級な抹茶の味をしっかり感じることができるアイスです。
大人向けかと思いましたが、初めて抹茶味に挑戦した子どもも気に入って、口の周りを緑にしながらパクパクと食べていました。
抹茶アイスが好きな方が満足できること間違いなし、上質な一品です。
詳細情報
住所 | 静岡県田方郡函南町間宮680 |
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電話 | 055-979-7210 |
営業時間 | 11:00~16:00 |
定休日 | 木曜日 |
駐車場 | 無料駐車場あり ※店舗前 ※建物の東奥(チコスパイスさんの隣) |
アクセス | 電車 ●伊豆箱根鉄道「伊豆仁田駅」より徒歩約10分 ●伊豆箱根鉄道「大場駅」より徒歩約10分 車 伊豆縦貫道「大場・函南IC」下車→県道11号線を約2分 |
https://ja-jp.facebook.com/rakutyabou.minori/ |
夏でも冬でも!ふわふわムースの静岡抹茶かき氷が楽しめる
サービス精神旺盛で、お客さんの喜ぶ顔を楽しみにしている店主さん。
「かき氷は何月まで注文できますか」の問いに、「注文してもらえればいつまでも」と笑顔で応えてくださいました。
裏メニューもあるので、来店された方はぜひこっそり聞いてみてくださいね。
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