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下田市|青空と海が見える幻想的な洞窟とハート型スポットで人気の「龍宮窟」

下田市:龍宮窟

6月の梅雨の季節が終わると一気に夏へと突入します。
夏と言えばやっぱり海!
今年の夏は地球が作り出した海の絶景を眺めに伊豆へドライブはいかがでしょうか。

伊豆半島はジオスポットの宝庫とも言われ、2023年5月現在、ユネスコ世界ジオパークに日本国内では10箇所のみ登録されている内の1つに、伊豆半島が選ばれています。
地球が長い時間をかけて作ったジオスポットの絶景は圧巻です。

今回は伊豆半島のジオスポットの一つでパワースポットとしても人気の、下田市にある「龍宮窟」を紹介します。
伊豆半島をドライブしながら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

    

 

龍宮窟(りゅうぐうくつ)とは

龍宮窟は伊豆半島のほぼ南端、下田市に位置しています。
下田市には広い砂浜が続くビーチが点在していて、夏には観光客で賑わいます。

龍宮窟は透明度が高く美しい砂浜が広がる田牛海水浴場の隣に位置しています。
また、近くには天然のサンドスキー場があり、ソリで砂滑りが楽しめます。

龍宮窟の美しい景色からCMやドラマ、アニメでも数多く使われていて、最近ではインスタ映えスポットとしても人気の観光地です。

    

龍宮窟の地形ができるまで

龍宮窟のような陸地にぽっかり空いた地形は天窓洞(てんそうどう)と呼ばれています。
約50メートルもある天窓は伊豆半島で最大級の大きさです。

伊豆半島には龍宮窟の他にも西伊豆町の堂ヶ島など天窓が見られる地形がいくつかあります。
それでは、天窓洞とはどうやって作られたのでしょうか。

伊豆半島は海底火山によって隆起してつくられました。
火山灰が積もって形成されてできた地層は柔らかく、何年も荒波が押しよせたことで崖が浸食されて洞窟ができました。

このような海にできた洞窟を海食洞(かいしょくどう)と言います。
天窓洞は海食洞の一部の天井が崩れ落ちて作られた地形です。

龍宮窟は遊歩道が整備されているので上から天窓を覗いたり、天窓洞の中に入って下から見上げたりと色々な角度で洞窟を楽しむことができます。
また上から見下ろした天窓がハート型に見えることから恋愛成就のパワースポットとしても知られています。

    

龍宮窟を下から見てみよう!

下田市:龍宮窟

駐車場のすぐ横にある鳥居をくぐると、下に降りる階段が続いています。

階段を降りた先には、360度を断崖に囲まれている洞窟の内部が広がります。
龍宮窟の内部からは下から天窓を見上げて、空を眺めることができ開放的な空間になっています。

伊豆半島に自生している植物の緑と開放的な青空のコントラストはとても美しいです。

下田市:龍宮窟

また、内部には洞窟から海に続く穴が空いています。

下田市:龍宮窟

穏やかな波が押し寄せる穴からは神秘的な光が海から差し込んできます。
大きな石がゴロゴロしています。
景色に見とれてしまい忘れがちですが、足元は要注意です!

下田市:龍宮窟

この小さな穴から流れ込んだ波の力で龍宮窟の形が作り上げられたことを考えるとロマンを感じますね。
海洋探検者のようについ、この穴から海に出ていきたいところですが、遊泳禁止です。

    

遊歩道を歩いて上から見る龍宮窟

駐車場から近い山へ登る階段からは龍宮窟を1周する遊歩道が続いていて、上から龍宮窟を眺めることができる展望台へのルートになります。

遊歩道は写真のような山道や階段が続いているので足元に注意して散策しましょう。

下田市:龍宮窟

遊歩道には様々な角度から龍宮窟を見下ろす事ができる展望台が点在しています。
また、1日で潮の満ち欠けにより波の押しよせる水位が変わるので色々な姿の龍宮窟の顔を見ることができます。

    

人気のハートスポット

下田市:龍宮窟

人気のハートに見えるスポットには「大地が作った神秘のハート」の看板が。
自然が作り上げたハートはとても美しく息をのまれます。

階段を登っている道中からは田牛海水浴場を眺めることもできます。

下田市:龍宮窟

遊歩道を登っていくと山頂付近には『龍王社』と呼ばれる祠があります。
祠からの展望台からは南国情緒を感じるエメラルドグリーンの海が広がります。

下田市:龍宮窟

帰り道の階段からはサンドスキー場を一望でき、盛りだくさんの遊歩道一周コースです。
サンドスキー場はそのまま徒歩でアクセスできるので、龍宮窟への観光と合わせて必見のスポットです。

    

散策上の注意点

龍宮窟へ続く階段は急こう配な箇所もあり、海水や雨で濡れると滑りやすくなります。
遊歩道は岩や木の根が多いので足元には注意して散策しましょう。
夏はサンダルを履く機会が多いでしょうが、こちらに訪問するなら歩きやすく滑りにくい靴の方がいいでしょう。

海岸沿いなので海が荒れている日の散策も控えましょう。
洞窟内は立ち入りができないようにロープが張ってある箇所があります。
危険ですので、ロープ内に立ち入らないようにしてください。

また龍宮窟は午後になると日陰ができて暗くなってしまう時間帯があるので、できれば日が明るい午前中の散策がおすすめです。

    

下田市にある「龍宮窟」詳細情報

下田市:龍宮窟
伊豆半島ジオパーク 田牛(とうじ)にある「龍宮窟」
住所 静岡県下田市田牛696-1
電話 下田市観光協会
0558-22-1531
入場料 無料
駐車場 有料駐車場あり
※約10台分
※季節によって駐車料金が変動します
アクセス バス 伊豆急下田駅より東海バス「田牛行き」乗車約20分→「龍宮窟」下車→徒歩約3分
●新東名「沼津長泉I.C」国道414号経由 約120分
●東名「沼津I.C」より国道414号経由 約120分
●伊豆急下田駅より国道136号経由 約10分
公式HP https://www.shimoda-city.info/ryugu

    

 

自然が創った絶景のパワースポット「龍宮窟」

今回は龍宮窟について紹介させていただきました。
伊豆半島のジオスポットでは日常生活では出逢えない自然の美しさを感じられることでしょう。

目の前に広がる青い海や天窓のある洞窟の景色や波の音だけが響く空間「龍宮窟」
地球の作りあげたロマンを、ぜひ全身で感じてみてくださいね。

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この記事を書いたひと

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三保の松原の逸話にも登場する「羽衣天女」をモチーフにした、we love 静岡のかわゆいマスコットキャラクターです。

県外からの観光でも、地元静岡県民もたのしめる地域情報をお届けする為に、ひさしぶりに降臨して頂きました♪