【樹齢1000年以上!?】あの安倍晴明も訪れた?!遠州七不思議「能満寺のソテツ」
今回は、静岡県吉田町にある「能満寺」とその境内にある神秘的な巨木「能満寺のソテツ」についてご紹介します。
このページの目次
鎌倉時代から続く…由緒正しきお寺「能満寺」ってどんなとこ?
能満寺は、鎌倉時代初期の弘長2年(1262年)に創建された、歴史ある臨済宗妙心寺派の寺院です。
鎌倉建長寺を開山した蘭渓道隆の法孫である定門和尚によって開かれ、 遠州臨済三名寺 の一つに数えられています。
創建以来、様々な歴史の舞台となってきた能満寺。
- 元寇の際には、国の安泰を祈る勅願寺となり、官寺にも列せられました。 国の危機に、人々の祈りが捧げられた場所だったんですね。
- 大井川の氾濫で一度は流失してしまいましたが、あの武田信玄公によって再興されました。 戦国時代の英雄も、このお寺に特別な思いを抱いていたのかもしれません。
- 江戸時代には徳川家康公の庇護を受け、寺領を安堵されました。 時の権力者からも大切にされてきたことが分かります。
このように、能満寺は地域の人々だけでなく、歴史上の重要人物とも深く関わってきた、由緒正しきお寺なんです。
えっ、樹齢1000年以上?!
遠州七不思議「能満寺のソテツ」の謎
境内には、樹齢1,000年以上とも言われる巨大なソテツがそびえ立っています。
このソテツは国の天然記念物にも指定されていて、遠州七不思議の一つに数えられています。
嘘みたい!?ソテツにまつわる不思議な伝説
その由来には、いくつかの興味深い伝説が残っています。
伝説1:あの安倍晴明が植えた…?!
陰陽師として有名な安倍晴明が、大井川を流れてきた大蛇を退治し、その場所に中国から持ち帰ったソテツを植えたところ、このような巨木になったと言われています。
伝説2:ソテツが…泣いた?!
徳川家康がこのソテツを気に入り、駿府城に移植したというお話。
ところが、ソテツが夜な夜な「能満寺に帰りたい」と泣いたため、家康は根負けして能満寺に戻したという伝説です。
どちらも信じられないようなお話ですが、もしかしたら本当かも…?!と想像力を掻き立てられますよね!
想像を絶する大きさ!
神秘的な巨木に圧倒される
高さ約6メートル、枝数約90本、幹周り約10メートルという圧巻のスケール!
その雄大な姿は、長い年月を経てきた生命力を感じさせ、訪れる人々を魅了しています。
実は…見どころ満載!能満寺の魅力をもっと深く知ろう
能満寺には、ソテツ以外にも魅力的な見どころがたくさんあります。
- 樹齢400年のカヤの木:静岡県の天然記念物にも指定されている、風格ある巨木です。
- 鎌倉時代作と伝わる梵鐘:歴史の重みを感じさせる、静岡県指定文化財です。
- ご本尊の虚空蔵菩薩坐像:静かに佇むお姿に、心が安らぎます。
これらの見どころを巡りながら、悠久の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
心が洗われる…静寂の空間で癒やされよう
静かで落ち着いた雰囲気の中で、歴史と自然を感じながらゆっくりと過ごせる場所です。
ぜひ一度、能満寺のソテツと歴史あるお寺の魅力に触れてみてください!
能満寺へアクセス
⭐️ 4.0(50)
🚩 静岡県榛原郡吉田町片岡2517−1
📞 0548-32-1555
🚗 無料駐車場あり
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