大井川流域の秋は、下流の島田市から上流の静岡市葵区まで、川をさかのぼるほど早く色づきます。2026年は寸又峡の見頃が11月9日ごろからと予想され、大井川鐵道は一部区間の運休が続いています。
大井川は、南アルプスから駿河湾へ流れる静岡県中部の大きな川です。流域には、木造の長い橋や山あいの温泉、秘境の駅やダムが点在しています。
この記事では、下流から上流へ順に、秋に訪れたい場所を紹介します。2026年の鉄道や道路の状況も、出かける前にあわせて確認してください。
✅ この記事でわかること
- 下流から上流への見どころ —— 蓬莱橋から畑薙まで
- 紅葉の見頃の目安 —— 上流ほど早く色づく
- 大井川鐵道の2026年の運行 —— 運休区間とSL
- 出かける前の注意 —— 県道77号の交互通行・駐車場
大井川流域の見どころ早見表
| エリア | スポット | 秋の楽しみ |
|---|---|---|
| 下流(島田市) | 蓬莱橋 | 世界一長い木造歩道橋 |
| 中流(島田市川根町) | 川根温泉 ふれあいの泉 | 大井川を望む露天風呂 |
| 中流(川根本町) | 寸又峡・夢の吊橋 | 渓谷の紅葉と吊橋 |
| 上流(川根本町) | 奥大井湖上駅・長島ダム | 湖に浮かぶ駅と高さ109mのダム |
| 上流(川根本町) | 接岨峡温泉 | 井川線の駅近くの日帰り温泉 |
| 最上流(静岡市葵区) | 畑薙第一ダム・中の宿吊橋 | 山深いダム湖と紅葉の吊橋 |
下流:島田市「蓬莱橋」
蓬莱橋は、島田市の大井川に架かる全長897.4mの木造の歩道橋です。1997年に「世界一長い木造歩道橋」としてギネスに認定されました。
架けられたのは、1879年(明治12年)です。通行料は、歩行者1回につき大人100円、子ども10円です。

橋のたもとには、「897.4茶屋」があります。4〜11月は9:00〜17:00、12〜3月は9:00〜16:00の営業です。
蓬莱橋のくわしい様子は、「世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」に行ってきた」で紹介しています。
中流:川根温泉 ふれあいの泉
川根温泉 ふれあいの泉は、道の駅川根温泉にある日帰り温泉です。露天風呂からは、大井川や鉄橋を望めます。
紹介サイトでは、大人820円、小学生620円とされています。休館日は毎月第1・第3火曜日(祝日の場合は翌平日)です。
露天風呂から、鉄橋を渡るSLが見えることもあります。ただし2026年は走るSLが限られるので、運転日を確かめておきましょう。
11月の臨時休館や最新の料金は、出かける前に公式サイトで確認してください。
中流:寸又峡・夢の吊橋
寸又峡は、川根本町の山あいにある渓谷です。エメラルド色の湖に架かる「夢の吊橋」が知られています。

2026年11月2日の時点では、紅葉は「色づき始め」と紹介されています。ウェザーニュースの予想では、見頃は11月9日ごろからです。
夢の吊橋がある遊歩道は、秋は7:00〜17:00に通れます。午後に着くと、吊橋を渡れない場合があります。
混み合う日は、最大で約120分待つこともあるそうです。304段の急な階段もあるので、時間と体力に余裕を持って出かけましょう。
上流:奥大井湖上駅と長島ダム
奥大井湖上駅は、大井川鐵道の井川線にある駅です。ダム湖に突き出した半島の上にあり、まわりを湖に囲まれています。
井川線は、2026年7月1日から予約制の観光鉄道になりました。ほとんどの列車が予約制で、料金は大人3,500円の均一です。

奥大井湖上駅の湖は、長島ダムでせき止められてできたダム湖です。長島ダムは高さ109mで、紅葉の季節は山の色とダムの姿を一緒に楽しめます。

奥大井湖上駅のくわしい様子は、「【秘境駅】奥大井湖上駅でしかできない特別な体験」もどうぞ。
上流:接岨峡温泉と畑薙第一ダム
接岨峡温泉は、井川線の接岨峡温泉駅の近くにある温泉地です。日帰りで入れる「接岨峡温泉会館」があります。
紹介サイトでは、大人600円、小学生400円とされています。休館日は木曜日(祝日の場合は翌日)です。
さらに上流へ進むと、静岡市葵区の畑薙第一ダムに着きます。エメラルド色の畑薙湖と、紅葉に包まれる「中の宿吊橋」が見どころです。


さらに奥の景色は、「秘境の紅葉!赤石ダム周辺で絶景を楽しむ」で紹介しています。
紅葉の見頃は上流ほど早い
大井川流域の紅葉は、標高の高い上流から順に色づきます。主な場所の見頃の目安は、次のとおりです。

| 場所 | 見頃の目安 |
|---|---|
| 畑薙大吊橋の周辺 | 10月下旬〜11月上旬 |
| 畑薙第一ダムの周辺 | 10月下旬〜11月下旬 |
| 寸又峡 | 10月下旬〜11月下旬 |
| 井川湖の周辺 | 11月中旬〜下旬 |
上流から下流へ、少しずつ時期をずらして楽しめるのが大井川流域の魅力です。紅葉の状況は年によって変わるので、最新の情報を確かめてください。
大井川鐵道の2026年の運行
大井川鐵道の本線は、川根温泉笹間渡から千頭の間が運休しています。2022年の台風の被害によるもので、全線の再開は2029年春ごろの見通しです。
運休している区間は、2026年5月の時点でバスによる代行運転です。千頭から先へ鉄道で向かうときは、乗り継ぎの時間に気をつけましょう。
黒いSL(C10形8号機)は、2026年1月13日から運転を休んでいます。SL急行「かわね路号」も運休中で、同じ時間に電気機関車が引く急行が走っています。

本線では、「きかんしゃトーマス号」と「パーシー号」が新金谷から川根温泉笹間渡まで走っています。11月にも運転日がありますが、運休の日もあるので公式の時刻表で確かめてください。
出かける前の注意
寸又峡へ向かう県道77号は、紅葉の時期に交互通行になります。2026年は11月1日から30日の土日祝、9:30から17:30です。
工事による時間帯の通行止めも、2026年9月28日から2027年3月15日の実施日にあります。休日は、目安よりかなり時間がかかることがあります。
奥大井湖上駅の展望所の駐車場は、特定の日に閉鎖されます。11月21・22・23・28・29日には、長島公園から無料のジャンボタクシーが出ます。
山の中はガソリンスタンドが少ないので、出発前に給油しておくと安心です。暗くなる前に山を下りられるよう、早めに出かけましょう。
よくある質問(FAQ)
質問をタップすると答えが開きます。
大井川流域の紅葉はいつが見頃ですか?
上流ほど早く、畑薙では10月下旬から色づきます。寸又峡は例年10月下旬から11月下旬で、2026年は11月9日ごろからの見頃が予想されています。
SLかわね路号には乗れますか?
黒いSLは2026年1月13日から運転を休んでいます。本線では、トーマス号やパーシー号が走っています。
大井川鐵道で千頭まで行けますか?
川根温泉笹間渡から千頭の間は運休中で、バスによる代行運転があります。全線の再開は2029年春ごろの見通しです。
夢の吊橋は何時まで渡れますか?
秋の遊歩道は7:00から17:00までです。混雑時は待ち時間が長くなるので、午前中に着くのがおすすめです。
車で行くときの注意は?
紅葉の時期の土日祝は、県道77号が交互通行になります。奥大井湖上駅の展望所は、駐車場が閉鎖される日もあります。
まとめ
大井川流域は、下流の蓬莱橋から上流の畑薙まで、川に沿って秋の景色が続きます。上流ほど早く色づくので、時期をずらして何度も楽しめます。
2026年は、鉄道の運休や道路の交互通行があります。最新の情報を確かめて、大井川をさかのぼる秋の旅に出かけてみてください。
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※データ参考:静岡県(蓬莱橋)、島田市・島田市観光協会(蓬莱橋・川根茶)、大井川鐵道(SL・トーマス号の運行、井川線)、川根本町・奥大井観光ナビ(夢の吊橋・県道77号・臨時駐車場)、ウォーカープラス・ウェザーニュース・tenki.jp・ジョルダン・るるぶ(紅葉の状況・温泉)(いずれも2026年11月3日確認)。





