夏の静岡、なに食べたい?
夏になると、急に食べたくなるものってありますよね。冷たいお刺身、すっきり鼻に抜けるわさび、甘くて瑞々しい果物、海の塩気を含んだ干物——ところで、静岡県の夏って、想像以上に”旬の宝庫”だってご存じでしたか?
伊豆の海、駿河湾、清流、富士山麓の高原、お茶どころの畑——4つのエリアそれぞれに、夏の主役級の食材が揃っているんです。
この記事では、静岡県の伊豆・東部・中部・西部の4エリアから、夏の旬食材を7つ厳選してご紹介します。
✅ この記事でわかること
- 静岡の夏に旬を迎える食材7つ —— 4エリアからバランスよく
- 下田の金目鯛と”下田きんめ祭り” —— 6月の風物詩
- 狩野川の鮎 —— 中伊豆、天然鮎の宝庫
- 駿河湾の桜エビ・生しらす —— 日本一深い湾の恵み
- クラウンメロン・朝霧高原の乳製品 —— 畑と高原の夏の味
静岡の夏は、なぜこんなに豊かなのか
旬とは、その食材が一年でいちばん美味しく、いちばん多く獲れる・収穫できる時期のことです。
静岡県の夏が豊かなのは、日本一深い湾「駿河湾」、伊豆半島の清流、富士山麓の高原、焼津港・由比港・沼津港という4つの要素が揃っているから。「海・川・山・畑」の4要素が、ぜんぶ手の届く距離にそろっている——これが静岡の強みなんです。
| # | 食材 | エリア | 旬の時期 | 食べ方 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 下田の金目鯛 | 伊豆・下田 | 6月(産卵前)・冬 | 煮付け・しゃぶしゃぶ |
| ② | 狩野川の鮎 | 中伊豆 | 6月解禁〜10月 | 塩焼き・背ごし |
| ③ | 伊豆のわさび | 中伊豆・天城 | 夏は瑞々しさ格別 | 刺身・冷たい蕎麦 |
| ④ | 駿河湾の桜エビ・生しらす | 東部・中部 | 春〜夏 | 桶盛り・かき揚げ・丼 |
| ⑤ | 焼津のマグロ | 中部 | 通年 | 刺身・ヅケ・丼 |
| ⑥ | クラウンメロン | 西部・袋井 | 夏は贈答ピーク | 冷やしてそのまま |
| ⑦ | 朝霧高原の乳製品 | 東部・富士宮 | 夏は格別 | ソフトクリーム・チーズ |
🐟 1. 下田の金目鯛(伊豆)—— 6月、産卵前の脂が乗る”宝石”の魚

下田の金目鯛とは、伊豆下田の沖、深海300〜500mで漁獲される、深紅の魚体が美しい高級魚のことです。
下田は金目鯛の水揚げ量、日本一クラス。金目鯛は冬の魚というイメージが強いですが、夏も”産卵前の脂が乗った”状態で美味しいんです。
毎年6月には「下田きんめ祭り」が開催。食べ方は煮付けが王道。しゃぶしゃぶで脂をさっと落とす夏向きの楽しみ方もアリです。
🐟 2. 狩野川の鮎(中伊豆)—— 天然鮎の宝庫、6月解禁

狩野川とは、伊豆市から沼津市にかけて流れる清流で、”天然鮎の宝庫”として全国の釣り人に知られる川のことです。
毎年6月に鮎漁が解禁。
清流で苔を食べて育つ天然鮎は、すいかのような香りが特徴。食べ方は塩焼きが定番、「背ごし」(背骨ごと薄切りにする洗い造り)は、新鮮な天然鮎じゃないとできない料理。
🌿 3. 伊豆のわさび(中伊豆)—— 清流が育てた、夏の薬味
伊豆のわさびとは、伊豆市・河津町・東伊豆町などの山あいの清流で、何十年もかけて栽培される高品質の本わさびのことです。
伊豆は日本三大わさび産地のひとつ。
特に天城のわさびは、上品な香りとツンと抜ける辛味で全国的に有名です。夏のわさびは、瑞々しさが格別。冷たいお刺身、ざる蕎麦、わさび丼——夏の食卓に、ピリッと爽やかな清涼感を。
🦐 4. 駿河湾の桜エビ・生しらす(東部・中部)—— 日本一深い湾の恵み
桜エビとは、駿河湾でしか日本で商業漁獲されない、淡いピンク色の小さなエビのことです。
世界でも駿河湾と、ごく一部の海域でしか獲れない、静岡県の特権食材。
沼津港(東部)と由比港(中部)が水揚げの中心。漁は春(4〜6月)と秋が解禁期。生しらすも駿河湾の名物で、水揚げ当日しか味わえない透明な稚魚です。
🐟 5. 焼津のマグロ(中部)—— 遠洋漁業日本一の港

焼津のマグロとは、焼津港に水揚げされる、遠洋マグロ漁業日本一の港が誇る”マグロの本場”の魚のことです。
焼津港は遠洋漁業の基地として、日本全国に冷凍マグロを供給。
キハダ、メバチ、ビンナガ、本マグロが中心。夏のマグロは「ヅケ」や「山かけ」で、ひんやり食べるのが定番。焼津さかなセンターで産地価格で味わえます。
🍈 6. クラウンメロン(西部・袋井)—— 高級メロンの代名詞

クラウンメロンとは、静岡県西部の袋井市・磐田市・掛川市など4市1町で栽培される、最高級のマスクメロンのブランド名のことです。
ガラス温室で1本のつるに1玉だけを育てる、贅沢な栽培方法。
甘さ・香り・果肉の繊細さで、日本のメロンの最高峰。通年出荷されますが、夏は贈答需要のピーク。冷やしてそのまま——口の中で溶けるような果肉。
🥛 7. 朝霧高原の乳製品(東部・富士宮)—— 富士山麓の”高原の恵み”

朝霧高原とは、富士山の西麓・富士宮市北部に広がる標高約700〜1,000mの高原で、静岡県随一の酪農地帯のことです。
涼しい気候と豊富な牧草で、乳牛の飼育に理想的な環境。
富士山の伏流水と火山灰土壌の豊かな草が育てた牛乳は、濃厚さと爽やかさのバランスが抜群。夏の朝霧高原は、県内屈指のドライブスポット。ソフトクリーム・チーズ・ヨーグルト・ジェラート——どれも牧場直営店ならではの濃厚さです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 下田きんめ祭りは2026年いつ開催?
A. 例年6月に下田市で開催されています。2026年の正確な日程は伊豆下田市観光協会の公式情報でご確認ください。
Q2. 狩野川の鮎、いつから食べられる?
A. 毎年6月の鮎漁解禁日以降。6〜8月が最盛期です。
Q3. 桜エビは沼津と由比、どっちで食べる?
A. どちらも美味しいです。沼津港は東部で生しらすや干物との組み合わせメニューが豊富、由比港は中部で桜エビ専門の老舗が集まる「桜エビ通り」があります。
Q4. 朝霧高原で乳製品が買える場所は?
A. 朝霧フードパーク・まかいの牧場・道の駅 朝霧高原など、複数のスポットで楽しめます。
Q5. 焼津のマグロ、夏に行くなら?
A. 焼津さかなセンターが観光客にもわかりやすい入口。新鮮なマグロを使った海鮮丼やヅケ丼が、産地価格で味わえます。
まとめ・キーポイント
- 静岡の夏は、海・川・山・畑の4要素が揃った宝庫
- 6月のスタート —— 下田きんめ祭り、狩野川の鮎解禁
- 7〜8月のピーク —— 桜エビ・生しらす・天然鮎が最盛期
- クラウンメロンと朝霧高原の乳製品 —— 西部・東部の”畑と高原”の味
- 焼津のマグロ —— 中部の漁港、夏はヅケで楽しむ





