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須崎半島の小さな島で、人生で一番透明な海に出会った「恵比須島」

須崎半島の小さな島で、人生で一番透明な海に出会った「恵比須島」

須崎半島の先端に、橋で繋がった小さな島がある。

恵比須島

ここの海、透明度が本気でやばい。
足元泳いでる魚、くっきり見えるレベル。

しかもこの島、歩いてるだけで地球の歴史が読めちゃう場所なんです。

 

橋を渡るだけで、別世界

恵比須島へ

恵比須島の良いところ、まず船がいらないこと。
本土から約50mの橋で繋がってるから、歩いて渡れる。この手軽さが最高。

15分で一周できる冒険の島「恵比須島」

恵比須島の遊歩道

島は南北150m、東西100mの小さな島。

海岸沿いを一周できる遊歩道が整備されてて、のんびり歩いても15〜20分くらい。
なのに、見どころが濃密すぎる。

島の最高点は約21m。
ちょっと登れば、伊豆諸島や神子元島を一望できる絶景が待ってます。

恵比須島の透明度、伊豆トップクラス

恵比須島に来たら、まず海を見てほしい。
「透明」って言葉じゃ足りない。透き通ってる

シュノーケリングで魚と目が合う

体験ツアーに参加した人のレビュー、5.0満点ばかり。

「海が透明で魚も沢山見られて大満足」
「シュノーケルもっとやりたくなりました!」

透明度が高いから、魚がくっきり見える。
カラフルな魚が目の前を泳いでる景色、想像以上の感動です。

泳ぎが不安な人も大丈夫。ライフジャケットや浮き輪でしっかりサポートしてくれるから、初心者でも安心して楽しめます。

なぜこんなに透明なのか

恵比須島の海

秘密は、砂浜じゃないこと。

恵比須島の海岸は硬い岩でできてる。砂浜だと波で砂が舞い上がって海水が濁るけど、ここは硬い岩盤だから水が濁らない。

しかも須崎半島の先端だから、生活排水の影響がほぼゼロ。
環境省の水質調査で周辺地域は最高ランクのAAランク。この清らかさが、透明度と豊かな生態系を生んでます。

千畳敷で磯遊び、子供が夢中になる

恵比須島の千畳敷

島の南側に広がる、広大な平坦な岩場「千畳敷」。

ここ、磯遊びの聖地です。

潮溜まりに海の生き物がいっぱい

平坦で広い岩場に、潮溜まり(タイドプール)がたくさんできてる。

この潮溜まりが、海の生き物の隠れ家。小さなカニ、魚、ヤドカリ、貝。子供が覗き込んで「いた!」って声を上げる姿、想像できませんか?

岩場は平らだから歩きやすいし、安全。家族で海の生き物観察を楽しむには、これ以上ない環境です。

恵比須島の岩が語る、太古の物語

恵比須島の岩模様

遊歩道を歩いてると、岩に不思議な「模様」があることに気づく。
これ、ただの模様じゃないんです。

地球の日記が、目の前に

岩に刻まれた縞模様。
これ、太古の海底火山の記録

軽石や火山灰が海の底で静かに積もって、何層にも重なった跡。
過去の火山噴火のサイクルが、この縞模様になってる。地球の日記を読んでるみたいで、面白い。

激しい流れの痕跡

縞模様の中に、荒々しい流動構造が残ってる場所もある。

これ、海底で火山灰が大規模に流れ下った痕跡。
静かな堆積と、激しい地質イベント。両方が一つの島に刻まれてるって、すごくないですか?

少し傾いた地層の意味

よく見ると、地層がわずかに傾いてる。

伊豆半島って、もともと南から移動してきた火山島が本州にぶつかってできた土地。
その時の衝撃で地層が傾いたんです。

遊歩道を歩くだけで、地球の歴史を体感できる。難しい話抜きで、「地球ってすごいな」って思える場所です。

ジオパークって聞くと難しそう?全然そんなことない

恵比須島は、ユネスコ世界ジオパークに認定されてる伊豆半島ジオパークの一部。
「ジオパーク」って聞くと勉強っぽく聞こえるけど、要は地球を楽しむ遊び場ってこと。

千畳敷で磯遊びしながら「この岩、昔は海底火山だったんだ」って思うだけで、景色の見え方が変わる。それだけで十分。

難しいこと知らなくても、楽しめる。
知ってたら、もっと楽しくなる。それがジオパークです。

恵比須島の絶景スポットも外せない

恵比須島の千畳敷

島の南側、視界を遮るものが何もない。
広大な太平洋の向こうに、伊豆諸島や神子元島が浮かんでる。

朝明けと夕暮れ時は特に美しいって評判。
海と空と島が重なり合う景色、写真に撮りたくなる瞬間がいくつもあります。

昔から清らかだった恵比須島の海

須崎地域では、昔から天草(寒天の原料になる海藻)漁業が盛んだった。

大正時代には、漁の前に神社で安全と豊漁を願う「浦はじめ祭」っていう伝統行事もあったそう。

天草が育つ=海が綺麗

天草って、極めて清浄な海じゃないと育たない。

つまり、恵比須島周辺の海は昔から清らかだったってこと。現在の透明度は、一時的なものじゃなく、ずっと守られてきた環境の証です。

須崎半島を一日で満喫するプラン

恵比須島の周辺には、最高のスポットが揃ってます。

【午前】九十浜でシュノーケリングデビュー
水質AAランク、遠浅で安全。初心者や子供も安心して海デビューできる

【午後前半】恵比須島でジオ・マリン体験
透明な海でシュノーケリング、千畳敷で磯遊び、遊歩道で地球散歩

【午後後半】爪木崎へ
白い灯台と俵磯の絶景。冬なら300万本の水仙が咲き誇る

車で移動すれば、全部10〜15分圏内。
須崎半島を一日で満喫できます。

恵比須島へのアクセス

電車・バスの場合

伊豆急下田駅から

  • 東海バス「石廊崎港口」行きで約15分
  • 「須崎」下車、徒歩で恵比須橋を渡る

車の場合

周辺に駐車スペースあり

泊まるなら

石花海 別邸「かぎや」やノマドリゾートなど、須崎半島周辺には質の高い宿泊施設が充実。下田に泊まって、ゆっくり半島を巡るのが最高です。

 

恵比須島は、遊びながら学べる場所

恵比須島の魅力って、楽しいが先、知識は後ってこと。
透明な海で泳いで、千畳敷で生き物探して、遊歩道で不思議な岩を見る。
それだけで最高に楽しい。

「この岩、実は太古の海底火山の跡なんだ」
って知ると、もっと面白くなる。

「この透明度、砂浜じゃないから維持できるんだ」
って気づくと、海の見え方が変わる。

難しいことを勉強する場所じゃなくて、遊んでるうちに地球のすごさを感じられる場所。
それが恵比須島です。

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この記事を書いたひと

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三保の松原の逸話にも登場する「羽衣天女」をモチーフにした、we love 静岡のかわゆいマスコットキャラクターです。

県外からの観光でも、地元静岡県民もたのしめる地域情報をお届けする為に、ひさしぶりに降臨して頂きました♪