お祭り気分で楽しむ☆静岡県西部｜蛍観賞スポット6選 2024年版

昼間は暑い日が多くなってきましたが、朝晩はまだまだ涼しく過ごしやすい日が続いています。
あと数日もすれば梅雨の情報が気になる季節ですが、梅雨入り後はホタルの鑑賞を楽しみにしてみてはいかがでしょうか。

ゲンジボタルは５～７月、ヘイケボタルは６～８月が見頃の時期となります。
ホタルは灯りの届かない、静かで美しい水辺に好んで生息しています。

静岡県では保護活動の成果もあり、ホタルが好む地域がたくさんあります。
そして、ホタル観賞会や様々な楽しいイベントが開催されています。

今回はその中でも静岡県西部にあるホタル鑑賞の見頃の時期とスポットをご紹介します。

 

1．【浜松市】はままつフルーツパーク時之栖
「ホタルの夕べ＠フルーツパーク」

フルーツパークの隣に流れる都田川には、ホタルが生息しています。
入園者しか入ることが出来ないスポットもあるため、穴場です。

また、焼きトウモロコシやポテト、ラムネ、生ビールなども販売されており、ちょっと早い夏祭り気分で過ごす事ができ、子どもも飽きずに過ごせそうです。

2．【浜松市】藤ノ瀬ホタル公園のホタル

気田川沿いにある藤ノ瀬ホタル公園は、ホタルが自然発生していた頃と同じ環境で作られた自然豊かな公園です。
ゲンジボタルをシンボルとした公園で、ホタルのための水路やビオトープがあり、６月中旬頃まで数多くのホタルが乱舞する姿を観賞できます。

5月25日（土）には「春野気田のホタル祭り」が開催されます。

公園内には芝生広場やゲートボール場、スポーツ広場もあり、近隣住民憩いの場でもあります。
ゆったりとした時間をホタルを観賞しながら過ごされてはいかがでしょうか

3．【袋井市】法多山 ホタルまつり

正月の初詣では県内トップの拝観者数を誇る法多山尊永寺では、毎年「ホタルまつり」が開催されます。

大好評のだんごの無料接待（数に限りあり）、だんごの販売、お子様を対象としたホタルを楽しく学べる学校、かき氷やフライドポテトなどの屋台グルメ、本堂周辺では風鈴のライトアップと盛り沢山です。

楽しい思い出作りに訪れてはいかがでしょうか。

4．【掛川市】上垂木ホタルの里 ホタル観賞会

コロナの影響により中止されていた観賞会が、2023年から復活。

「上垂木ホタルを守る会」の皆さまが、今年も幼虫を川へ放流されたそうです。
坂下バス停近くの青山橋周辺から垂木川下流にかけて、数千匹のゲンジボタルが、川沿いで舞い踊ります。

2024年5月12日の情報ですが、すでに青山橋付近で100匹以上が乱舞しているようです。
ホタル鑑賞を予定している方はお早めに足を運んだほうが良さそうです。
金土日は避けて、月〜木曜日の鑑賞をお勧めします。

坂下公会堂近くの案内所近くでは「上垂木ホタルを守る会」による案内もあります。

5．【御前崎市】門屋ホタルの里 ホタル観賞

門屋公民館の西約２００メートルほどにある門屋ホタルの里では、５月中旬頃からゲンジボタルが飛び交い、幻想的な景色を作り出しています。

成虫になってからのホタルの寿命は二週間ほどしかありません。
そっと見守りながら、その美しい光景を楽しみましょう。

門屋ホタルの里は、かつて地元で多く飛び交っていたホタルの個体数が減少した事を受け発足した「門屋ホタルの会」の方々が管理しています。
地元の幼稚園児達と共に幼虫を放流するなど、地域に根差した保護活動をされています。

6．【袋井市】大日ほたるの里 蛍観賞

袋井市の北部、森町と掛川市の境にある宇刈地区「大日ホタルの里」では、毎年5月中旬頃にゲンジボタルが自然発生し観賞することができます。

宇刈地区では自治体によって整備し、地域住民が一体となって環境保全に取り組んでいます。

 

静岡県西部でホタルの乱舞を楽しもう！

梅雨の合間、しかもごく限られた時期にしか楽しむことが出来ないホタル観賞へ、ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。

静岡県西部のホタル観賞イベントは、食品販売を伴って開催されるなど賑やかで、家族友人連れでお出掛けするにもぴったりのイベントもあります。

最後になりますが、ホタルはきれいな水辺を好む、とてもデリケートな生物です。
灯り、喧騒を好みません。
また、風や雨など気候により出現が左右されます。

マナーと節度を守りながら、幻想的な光を楽しみましょう。