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静岡県民のソウルフード「さくらごはん」って知ってる?

静岡のソウルフード「さくらごはん」

皆さんは「さくらごはん」をご存知ですか?
桜の塩漬けを使った、ピンク色の可愛らしいご飯を想像した方もいるかもしれません。

しかし、静岡県民にとっての「さくらごはん」は、醤油で味付けした、茶色っぽい炊き込みご飯のことなんです。

今回は、この静岡県民のソウルフード「さくらごはん」について、詳しくご紹介します。

 

さくらごはんとは?

さくらごはん

さくらごはんは、醤油、みりんなどで味付けした炊き込みご飯です。
炊きあがったご飯の色が、薄い桜色に見えることから、「さくらごはん」と呼ばれるようになったと言われています。

静岡県では、学校の給食でよく登場する定番メニューで、 あらゆる世代を超えて愛されています。

さくらごはんのレシピ

基本のさくらごはんの作り方は、とってもシンプル!

さくらごはんの材料

  • 米 2合
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • 水 適量

さくらごはんの作り方

  1. 米を研ぎ、炊飯器の内釜に入れます。
  2. 醤油、みりん、酒、水を2合の目盛りまで加え、軽く混ぜます。
  3. 炊飯器の「炊き込み」モードで炊飯します。
  4. 炊き上がったら、軽く混ぜて完成です。

お好みで、ごまや海苔などをかけても美味しくいただけます。

さくらごはんの歴史

さくらごはんの起源には諸説ありますが、有力な説としては、江戸時代後期に現在の静岡県西部地域で生まれたというものです。

当時、農家がお米の収穫後に行事食として、醤油で味付けした炊き込みご飯を作り、一年の感謝と商売繁盛の祈りを込めて神前へ捧げていました。

この炊き込みご飯が、桜の季節に作られるようになり、「さくらごはん」と呼ばれるようになったと考えられています。

また、戦国時代に武田信玄が、戦場で兵士の士気を高めるために、陣中食として作らせたのが始まりとも言われています。

いずれにしても、さくらごはんは、静岡県西部地域で古くから作られてきた、伝統的な料理であると言えるでしょう。

さくらごはんにまつわるエピソード

さくらごはんは、静岡県民にとって、たくさんの思い出が詰まった料理です。

  • 給食の思い出: さくらごはんの日は、おかわりジャンケンが白熱した!クラスの人気者だけがおかわりをもらえた!など、給食の時間にまつわるエピソードがたくさんあります。
  • 家庭の味: 各家庭によって、調味料の配合が微妙に違うのもさくらごはんの特徴。お母さんの作るさくらごはんの味が忘れられないという人も多いはず。
  • 受験の日のゲン担ぎ: 「サクラサク」という語呂合わせから、受験の日にさくらごはんを炊いて、合格祈願をするご家庭も多いそうです。

 

静岡県民にとってのさくらごはん

さくらごはんは、単なる炊き込みご飯ではありません。
静岡県民にとっては、 幼い頃からの懐かしい味であり、 家庭の味であり、 ソウルフードとも言える存在なのです。

もしさくらごはんを見かけたら、味わってみてください。
きっと、静岡県民の心 に触れることができるはずです。

 

 

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静岡のソウルフード「さくらごはん」

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