静岡市｜秘境の梅ヶ島温泉で紅葉狩りと日帰り温泉

紅葉の名所で温泉もある観光地、梅ヶ島温泉をご紹介します。

梅ヶ島温泉は静岡県の安倍川の源流域にある、秘境の温泉です。
標高約1000ｍにあるこの梅ヶ島温泉には8件の旅館・民宿があり、日帰り温泉も設けられています。

付近には「赤水の滝」など、紅葉と滝を同時に見られる絶景スポットもあります。

 

日頃の疲れをリフレッシュしませんか？

気分をリフレッシュしたい時は、日帰り旅行はどうでしょう。

梅ヶ島温泉は、JR静岡駅からバスで1時間45分、静岡ICから最短で80分かかる山中にあります。
道中はかなりの山道です。

その分、街中では見る事ができない紅葉と滝の神秘的な光景や、美肌効果が高いとされる上質な温泉に感動するのではないでしょうか。

では、詳しく梅ヶ島温泉をご紹介しましょう。

梅ヶ島温泉の紅葉の見頃はいつ？

梅ヶ島温泉の紅葉の種類は、ブナ・カエデ・モミジです。
見頃は例年、10月下旬～11月下旬です。

まるで絵画！ライトアップもされる「赤水の滝」

落差50mの迫力ある滝ができた由来

宝永4年（1707年）の宝永大地震で大谷嶺が周囲4ｋｍに渡り崩落しました。
これは日本三大崩れの1つ、大谷崩れと呼ばれています。

崩落の際に赤く染まった水を流し続けた事から、「赤水の滝」と名付けられました。

山肌にしげる紅葉は立体感があり、隙間から流れ落ちる雄大な滝の景色は日本画のようです。

暗闇に浮かび上がる幻想的な滝と紅葉

赤水の滝は毎年ライトアップされており、今年度も実施されます。

ライトアップ日程	2023年11月3日（金・祝）～12日（日）
ライトアップ時間	17時～19時30分（予定）

温泉でまったりとした後に訪れるのもよいのではないでしょうか。

梅ヶ島温泉の日帰り温泉施設のご紹介

梅ヶ島温泉には、温泉付き宿泊施設と、日帰り温泉施設があります。
現在、8軒の温泉施設があり、日帰り温泉を営業している施設は4軒あります。
（現在、「梅の家」「さかや」は閉館しています。）

日帰り温泉がある施設

１．温泉とお食事処「湯元屋」

源泉掛け流しの日帰り温泉「虹乃湯」と、ヤマメやイワナなど川魚・猪鍋・手打ちそばを食べられるお食事処があります。

現在、改装工事をされています。
リニューアル後も楽しみですね。

２．温泉ホテル「梅薫楼」

梅ヶ島温泉で一番の歴史を規模を誇る「梅薫楼」は創業140年の温泉ホテルです。

源泉から加温などの加工が一切ない五ツ星の温泉「金乃湯」があり、川魚や蕎麦などが頂ける懐石料理を提供されています。

３．温泉宿「泉屋旅館」

いにしえの温泉宿「泉屋旅館」。

開放的な露天風呂と、ジビエや山里の幸をゆったりと個室でいただけます。
温泉は加工せず、少し加熱していらっしゃいます。

４．温泉宿「いちかわ」

源泉かけ流しの湯と地元食材を使った自然派創作料理の宿「いちかわ」です。

地元静岡の食材をふんだんに使った自然は創作料理は、目でも楽しめます。
お部屋は畳敷きで純和風ですが、和モダンなツインベッドのお部屋もご用意されています。

温泉がある宿泊施設

１．「清香旅館」

湯の華が浮かぶ至高の温泉旅館「清香旅館」です。

絶妙な歯ごたえの駿河シャモ鍋やヤマメの骨酒など、地元食材を使用した絶品料理を提供されています。
温泉は源泉掛け流しです。

２．温泉宿「湯の島館」

おもいでの宿「湯の島館」です。

静岡の認定食材を使用した宿だけがもらえる「頂―イタダキ―」の認定を受けたお店です。
4つの貸し切り風呂「風林火山の湯」があります。

３．温泉宿「力休」

1日3組限定の小さなお宿「力休」です。

小さなお宿だからこそできるおもてなしを大切にされており、静岡の山河の幸、海の幸を使った季節ごとに変化する田舎料理を提供されています。

貸切対応のお風呂は2カ所あります。

４．「湯の華」

ネコと秘境と温泉の「湯の華」です。

地元静岡の食材をふんだんに使ったお料理と、加水なしの源泉掛け流し温泉を提供されています。

4匹の猫が宿で暮らしています。
猫好きにはたまらないですね。

秋を満喫！梅ヶ島温泉郷まつり

以前は梅ヶ島温泉紅葉まつりとして、梅ヶ島温泉地区にある「おゆのふるさと公園」で開催されていました。

現在は、この記事でご紹介している梅ヶ島温泉と、同じ梅ヶ島温泉郷に梅ヶ島新田温泉、梅ヶ島コンヤ温泉と合同で名前を変えて、例年「新田温泉」で開催されているようです。

梅ヶ島温泉郷まつりのイベント内容

鹿の焼肉、ヤマメの塩焼きの販売が行われ、つき立てのお餅がふるまわれます。
ライブステージでの演奏も行われます。

音楽に耳を傾けて秋の味覚を味わえるなんて贅沢ですね。

梅ヶ島温泉郷まつりの開催日

梅ヶ島温泉郷紅葉まつりの開催は、ちょうど紅葉は色づき始めたくらいの時期になるでしょう。

今年度の情報はまだ出ていませんが、例年10月最終日曜に開催されています。

開催日	2023年10月29日（日）
開催時間	10:30～15:00
会場住所	静岡市葵区梅ケ島5342-3
お問合せ	梅ヶ島新田温泉黄金の湯 054-269-2615
駐車場	無料駐車場あり
アクセス	JR静岡駅よりしずてつバス安倍線梅ヶ島温泉行きで約100分→「新田温泉 黄金の湯」バス停下車すぐ

展望デッキから温泉街を一望できる！「おゆのふるさと公園」

歴史ある湯之神社

おゆのふるさと公園は、湯元屋さんから赤い橋を渡った所にあります。
公園内には、「湯之神社」があります。

この神社は、1645年に良純親王が、御仏の仮の姿と思われる蛇に導かれて梅ヶ島温泉に湯治に来た事が由来となっています。

駿河湾百景にも選ばれている霊験あらたかな湯之神社。
ぜひお参りしてみましょう。

温泉の源、梅ヶ島温泉の源泉洞窟

おゆのふるさと公園には「源泉洞窟」があります。

古来より自然に沸き出し出したこの源泉洞窟は、美人づくり、子づくり、長生きなどご利益のある岩風呂として愛されてきました。

普段は衛生上の問題から、残念ながら源泉洞窟の中に入る事はできません。
この源泉は静岡市によって管理され、各施設に供給されているからです。

絶景富士山を見よう！少し足を伸ばして安倍峠や周辺の山々へ

梅ヶ島温泉から直接富士山を見る事はできませんが、温泉街から徒歩5分程の所に富士山を見られるハイキングコースに進む登山口があります。

登山口から約105分程で、富士山を見られる峠まで到達するようです。

また、もう少し足を伸ばせる方は、さらに先に進んでバラの段から富士山を望んではいかがでしょうか。

バラの段まで行く方は、トレッキングシューズを履いて登山する事をおすすめします。
体力に自信のある方、運動不足を解消したい方は、紅葉を見ながら登山してみましょう。
下山後の温泉は格別です。

1700年の歴史を誇る梅ヶ島温泉

梅ヶ島温泉の歴史は古く、言い伝えによれば太古の時代に仙人が山に入って発見したようです。
その後、応神天皇（3～4世紀）により「黄金湯」の名を賜りました。

戦国時代には武田信玄の隠し湯のひとつとされ、江戸時代には徳川家康をはじめとした江戸幕府に重宝されてきました。

泉質はアルカリ単純硫黄泉で、肌に滑りがよく心地良いとされています。

ご紹介のイベントや施設詳細情報

【イベント】赤水の滝 紅葉ライトアップ

【イベント】梅ヶ島温泉郷まつり

梅ヶ島温泉

アクセス	●JR静岡駅から、しずてつジャストライン　静岡駅前発「梅ヶ島温泉行き」 ●新東名「新静岡IC」から車で約45分 ●東名「静岡IC」から車で約1時間15分 ●東名「清水IC」から車で約1時間15分
HP	https://umegashima.blogspot.com/

【日帰り温泉・宿泊】湯元屋

【日帰り温泉・宿泊】梅薫楼

【日帰り温泉・宿泊】清香旅館

【日帰り温泉・宿泊】泉屋旅館

【日帰り温泉・宿泊】いちかわ

【日帰り温泉・宿泊】湯の島館

【宿泊】力休

【宿泊】湯の華

 

秋の森林浴で心身をリフレッシュ！秘境へ紅葉狩りと日帰り温泉

古い歴史のある梅ヶ島温泉は、山の空気も美味しく、静岡県でも有数の紅葉の名所です。
例年見頃は11月上旬～11月下旬です。

滝の音を聞きながら紅葉を見るもよし、温泉に浸かった後に美味しいご飯をいただくのもいいでしょう。
せっかくですから、足を延ばして峠の上から富士山を見るのもいい思い出になりますね。

梅ヶ島温泉のお宿はどこも評価が高いですから、最高にリラックスできるのではないでしょうか。

山道のドライブに慣れていない方は、酔い止めを持参する事をおすすめします。
秋の行楽シーズンには、梅ヶ島温泉に紅葉狩りと観光に行ってみましょう。