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マイナスイオンでリフレッシュ! 天城越えドライブツアー~浄蓮の滝から河津七滝へ~

天城越え

『天城越え』といって想像するのは、やっぱり石川さゆりさんの歌ですよね。

静岡観光情報で伊豆方面を調べていると目に入る『天城越え』という文字。
思わず「九十九折り~♪ 浄蓮の滝~♪」と歌詞が頭に浮かびます。

そうだ!歌の場所を巡ってみよう♪

そう思い、石川さゆりさんなりきりツアー?!『天城越え』旅プランを立てました。
車でドライブ中心ですが、浄蓮の滝から河津七滝を巡る旅はマイナスイオンを浴び、とってもリフレッシュできますよ。

 

 

浄蓮の滝

富士山を背にして伊豆市から下田街道の国道414号線に車を走らせまずは浄蓮の滝に向かいました。

朝の早い時間から車を走らせていたのですがその日は冬なのにとても暖かく気持よい日でした。
浄蓮の滝に着いたときは大体9時くらいでしたが駐車場の半分くらい車が停まっていました。
車から降りると空気が穏やかで気持がよかったのですが、浄蓮の滝のそばへ着いた時にはさらに気持がよかったです。

いざ浄蓮の滝へ

浄蓮の滝 石塔

駐車場から少しばかり傾斜している道を進んでいくとまず目に入ってきたのは石に刻まれた「浄蓮の滝」という石塔です。

その先をまた進むと大きな看板がありこの滝の伝説「女郎蜘蛛の伝説」という昔話が紹介されています。
看板の昔話の案内板にはふり仮名が書かれているので小学生でも十分読むことができます。

浄蓮の滝

ここからは先は階段になっているため足腰が弱い人は気をつけてください。

およそ200段の階段を手すりに掴まりながら降りていくと、だんだん滝つぼに落ちる水の音が近くなってきます。
さらに進むとその先に見事な滝が現れました。
下り階段が続きましたが、滝までだいたい5分位で着きました。

伊豆最大級の名瀑「浄蓮の滝」です。
高さ25m、幅約7m、滝つぼの深さ15mの迫力ある姿は日本の滝100選のひとつに選ばれています。

浄蓮の滝

浄蓮の滝は展望台が設備されています。
広さは直径10m程のように感じました。
その展望台から滝までが15m~20m程の距離ですのでかなりの迫力で楽しむことができます。

マイナスイオンを感じ、とっても気持がよく清々しい気分。

滝の周囲には、県指定天然記念物ジョウレンシダ(ハイコモチシダ)が自生しています。
国内では九州南部と伊豆半島にしか生息しない珍しいシダ。
雑草と言わず、ぜひこれもチェックです。

滝~駐車場までの道のりの階段には、手すりはあるけれど急勾配になっているところもあったり、階段の広さや高さがまちまち。
行きは下りなので気分的にも楽でしたが、帰りの上り階段は息切れしてしまいました。

 

わさび田

伊豆 わさび田

滝の辺りにはお土産屋もあり、わさびが売っていました。
というのも、滝に降りてくる階段の右側に滝の貯め水があり、そこにはたくさんのわさびが栽培されています。
伊豆は生わさびでも有名ですが、ここで栽培されているわさびにお目にかかれるとは!

わさびソフトクリーム(300円)もあります。
わさび色の淡い緑色をしてます。
わさびが苦手でない方は、ぜひご賞味あれ。

 

浄蓮の滝で釣堀も楽しめる

浄蓮の滝が川へと流れてくのですが、その川で浄蓮の滝を見ながら釣りも楽しめるようです。

冬場なので、ぼちぼち釣りを楽しんでいる人が見受けられました。
夏場なら涼しい環境で釣りを楽しめそうな気がしました。

 

浄蓮の滝観光センター

浄蓮の滝観光センター

 

帰りは息を切らしながら駐車場方面へと階段を登りました。
水分がほしくなりついつ立ち寄ってしまった浄蓮の滝観光センター。

たくさんのわさびをモチーフにしたお土産商品があります。
ここでも生わさびが購入できるので滝付近の売店で買い忘れてしまった人はこちらを利用するといいでしょう。

また、食堂もあります。
ご飯ものやうどん、そばなど一人前およそ1,000円前後で食べられるものばかりです。
お昼ごろの到着の際はここで昼食を取るのもいいですね。

観光センター内には「浄蓮の滝資料館」もあります。
歴史や文化、自然についての資料が展示されていますので興味がある方はチケット購入してご覧ください。

滝の所では、およそ1時間ほどの滞在を楽しみました。

帰り際に銅像を見つけました。
伊豆の踊り子像です。

浄蓮の滝

なぜか滝を見に行くときには気づかなかったです(^^;

『伊豆の踊り子』とは川端康成の小説で、少年が旅芸人と湯ヶ島・天城峠を越えて下田に向かう物語で映画化されたものです。
思い出の写真をここで撮るといいでしょう。

 

新天城トンネル~河津七滝ループ橋

車に乗り込み河津方面へと車を走らせました。
上り坂の山道を進むと、所々の道沿いにわさび田が車内から見えます。

さらに行くと『天城わさびの里』が途中あります。
道の駅です。
今回は時間的に立ち寄りませんでしたが、わさび漬けや生わさびを販売しています。
お土産販売だけでなく、(予約が必要ですが)わさびの収穫体験やわさび漬け加工体験などのイベントを開催しているようです。

そのまま、さらに車を走らせるとおよそ10分ほどでトンネルが見えてきました。
新天城トンネルです。

新天城トンネル

新天城トンネル

新天城トンネルは1970年に完成したトンネルです。

もともとあった旧天城トンネルの西側に平行して作られたトンネルで国道414号線を走っているとこのトンネルに行き着きます。
全長800mの長さで入り口のトンネル上部分や周りには木が多い茂っています。

 

旧天城トンネル

旧天城トンネル

 

1905年に開通した旧天城トンネルは、新天城トンネルが開通するまで使われていました。
アーチ状の石造りのトンネルで天城越えの難所に作られたトンネルとして当時の道を通る人たちに重宝されました。

全長445.5mの旧天城トンネルは、車で通行できますが、とても狭いため対向車とのすれ違いができません。
徒歩でも行けるため散歩がてら歩いてみるのもよいでしょう。

伊豆の踊り子の舞台として、映画の撮影でも使用された場所なので、今でも多くの観光客が訪れます。
また、このトンネルは道路トンネルとしては初めて国の登録有形文化財「天城山隧道(あまぎさんすいどう)」として指定されました。

見学は自由ですが、雨天時は通行止めになることもあります。

 

河津七滝(かわずななだる)

新天城トンネルを抜けると下り坂のクネクネ道です。
この先の河津七滝ループ橋までは行くまでずっとこのクネクネ道は続きました。

天城峠旧道

新天城トンネルを抜けておよそ20分ほどで観光名所の河津七滝へ到着します。

ここは、大小7つの滝を巡る観光名所。
遊歩道も整備されているので歩きやすく、1時間ほどかけて散策の間は飲食店やお土産屋も点在しています。

全長850mの遊歩道に46mの吊橋や伊豆の踊り子像が2箇所にあります。
落差22mの釜滝(かまだる)は、滝のしぶきが当たるほど滝に近い場所から見ることができます。

7つの滝

釜滝
(かまだる)
落差22m 幅2m
エビ滝 落差5m 幅3m
蛇滝 落差3m 幅2m
初景滝 落差10m 幅7m
カニ滝 落差2m 幅1m
出合滝 落差2m 幅2m
大滝 落差30m 幅7m

 

初景滝には「踊り子と私」の像があり、記念撮影のスポットにもなっています。

ひめ
河津七滝に行ってきたレポートはこちら♪
冒険のように滝を巡って散策したり、ご当地グルメを味わったりしてきたわ♥

 

河津七滝ループ橋

河津ループ橋

観光名所の河津七滝を越え、さらに3分ほど車で進んで行くと木々の覆い茂る中に河津七滝ループ橋が現れます。

伊豆方面から来た私たちは、時計回りにループ橋を下っていく形です。

昭和56年に開通しました。
全長1,064m、高低差45m、直径80mの二重ループになっており、下り坂でグルリと360度を2回ループするのです。
地震による土砂崩れの教訓を生かした工法で建設されていて片側一車線の対面通行です。
危険防止のため制限速度は30kmに制限され、追い越し禁止なのでゆっくり進みましょう。

ここを車で走るとテンションがちょっと上がります。
遠心力も加わりまるでちょっとしたジェットコースターに乗っているような気分。
ついつい楽しくてスピードを出してしまいそうになりますが制限速度を守ってこのループ橋ドライブを楽しんでいただけたらと思います。

 

ご紹介の施設詳細情報

天城国際鱒釣場
(あまぎこくさいますづりじょう)

天城国際鱒釣場

※カーナビ検索するときは電話番号を入力してください。
※伊豆市内の宿泊施設をご利用の方は割引料金が適用になります。
宿泊の証明になるものをご持参ください。

住所 伊豆市湯ケ島国有林153ね林小班外
電話 浄蓮の滝 天城国際鱒釣場
0558-85-1441
営業時間 ●3月20日~9月30日 9:00~16:00最終入場

●10月1日~3月19日 9:00~15:30最終入場

定休日 不定休
オフシーズン期間に臨時休業
大雨による増水、悪天候の場合、臨時休業
釣れる魚 ニジマス、あまご
餌釣り
料金
30分釣り(3本まで)865円
1時間釣り(6本まで)1,625円
2時間釣り(12本まで)3,245円
1日釣り(15本まで)4,050円
その他
レンタル代金
貸竿/215円
餌 イクラ/110円
餌 ブトウ虫/110円
お持ち帰り用スチロール[小]350円 [大]400円(保冷剤付き)
貸出しコンロ40分間/540円(4名様まで利用可)
駐車場 無料
※駐車場は浄蓮の滝入り口と同じ
Webサイト http://www.amago.co.jp/fishing/

 

浄蓮の滝観光センター

浄蓮の滝観光センター

静岡県伊豆市湯ヶ島892-14

浄蓮の滝に来る際は、浄蓮の滝観光センターで住所をヒットさせるといいです。

住所 静岡県伊豆市湯ヶ島892-14
電話 0558-85-1125
営業時間 【売店・資料館】8:30~16:30
【食堂】11:00〜15:00
※来客状況によっては前後する場合があります。
定休日 年中無休
浄蓮の滝資料館
入場料
大人200円
子ども100円
駐車場 無料
110台分
電車・バス アクセス JR三島駅から伊豆箱根鉄道へ乗り換え約40分→終点「修善寺駅」→東海バス[河津]行き/[昭和の森会館]行き約35分乗車→「浄蓮の滝」下車

伊豆急行「河津駅」より東海バス[修善寺]行き約50分乗車→「浄蓮の滝」下車

アクセス 東名「沼津IC」→国道136、414号経由 約1時間30分
※カーナビでは、浄蓮の滝ではなく、浄蓮の滝観光センターで検索するといいです。
Webサイト http://www.amago.co.jp/fishing/

 

天城わさびの里

天城わさびの里

道の駅です。

住所 静岡県伊豆市湯ヶ島892-6
電話 0558-85-0999
営業時間 8:30~17:00
※10/21~2/20は16:30まで)
定休日 なし
駐車場 無料
300台分
アクセス 東名「沼津IC」/新東名「長泉沼津IC」→直結の伊豆縦貫道(東駿河湾環状道路)・伊豆中央道(有料)・修善寺道路(有料)「大平IC」経由→国道136号線→国道414号線沿い、約1時間
バス 伊豆箱根鉄道「修善寺駅」より東海バスで40分「昭和の森会館」下車すぐ
Webサイト http://amagi-wasabinosato.co.jp/ 

 

河津七滝(かわずななだる)

河津七滝:大岩成就(大願成就)

河津七滝観光センター
住所 静岡県賀茂郡河津町梨本418
電話 河津町観光協会
0550-32-0290
入場料 無料
見学自由
駐車場 無料
●七滝観光センター無料駐車場
●水垂バス停下無料駐車場
アクセス 東名「沼津IC」国道414号線経由 約75分
電車・バス JR熱海駅から伊豆急行線乗り換え→「河津駅」→修善寺行きバス乗車 約35分→「水垂」下車→徒歩約1時間

 

天城越えの旅を終えて

天城越え

天城越えは、伊豆方面から車を走らせると浄蓮の滝をスタートに河津七浦ループ橋まではおよそ30分ほどです。
距離にしたら14km程度ですが、そんな短い距離でも楽しみどころが満載でした。

浄蓮の滝では、なんといっても滝の迫力!圧倒されました。
旧天城トンネルでは、有名な伊豆の踊り子の舞台に入り込んだ気分に浸れます。
河津七浦ループ橋では、車でジェットコースターのようなワクワク感を味わえるなど、『天城越え』ツアーは思い出に残る観光スポットばかりでした。

冬の時期に行ったにもかかわらず(年に1,2度は降ることもあるそうですが)雪が全くありませんでした。
気候が穏やかなため寒さを感じることなく、車外へ降りると空気が柔らかく散策しやすいのも伊豆の旅の良さなのだと感じました。

 

 

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この記事を書いたひと

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三保の松原の逸話にも登場する「羽衣天女」をモチーフにした、we love 静岡のかわゆいマスコットキャラクターです。

県外からの観光でも、地元静岡県民もたのしめる地域情報をお届けする為に、ひさしぶりに降臨して頂きました♪