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【伊豆下田観光】ファミリー・カップルにおススメの絶景スポット「吉佐美・田牛ジオサイト」‼

 

「ジオサイト」ってな~に?

自然の作り出す景観美の宝庫!伊豆半島ジオパーク

「大室山」
大室山

伊豆半島は、2000万年前は南洋の海底にある火山でした。

その火山がフィリピン海プレートに乗り、日本列島の一部になったのが約60年前。
そんな伊豆半島には、珍しい地層や岩石が作り出す美しい景観を保った自然の観光スポットが数多く点在しています。
これらは総称して「伊豆半島ジオパーク」と呼ばれています。

 

ジオパークにある景観スポット群が、ひとつのジオサイト

伊豆の名所にはジオパークに登録されているところが多くあります。

伊豆の名所にはジオパークに登録されているところが多くあり、観光本定番の「城ヶ崎」「大室山」「河津七滝」「石廊崎」などものそのひとつです。
これらの一つ一つのスポットは「ジオサイト」と呼ばれており、先にご紹介した「吉佐美・田牛ジオサイト」もそのひとつなのです。

なんとなくイメージがつきましたでしょうか?
さっそくご紹介していきましょう。

 

田牛サンドスキー場

サンドスキー

 

いざ、「田牛サンドスキー場」へ!

駅前の繁華街を抜けて国道136号線を南下し、「田牛入口」のT字路を左折して約1km。
山に囲まれていた道は急に明るくなり、海沿いの道へと変わります。

田牛までの道のりは、残り1.5km。
リアス式海岸特有のくねくねと曲がりながら高度を上げ下げする道が続きます。

カーステレオを切って窓を開けながら進めば、潮の香りと潮騒に心躍ります♪

地下水の染み出すトンネルを4つ抜ければ、30mほどすぐ左手が「田牛サンドスキー場」です。

駐車場の左手にある岩と岩の切れ目が海岸に続く階段への入口になっています。

 

いきなり広がる視界に感動!

サンドスキー

階段の入り口に立つと、トンネルから続く岩の壁の向こうに信じられない光景が広がります。

眼下には海岸に向かって伸びる階段、真っ青なビーチ、不思議な形をした岩場、そして左手にサンドスキーの由来である砂の斜面が見えます。

いきなり岩の切れ目に顔を覗かせるこの光景に、思わず「おぉ~!きれい~」と歓声の声が上がるほど‼

階段を吹き上がってくる海風がなんとも心地よく、しばし時が経つのを忘れます・・・

子供やお年寄りにも配慮された、左右で段差の異なる階段(手すり側は段差が半分)があります。
階段をゆっくり降りれば、なんとも不思議な形の岩や磯に囲まれた、美しい海岸に到着です。

この階段の両脇は、県の天然記念物に指定されているハマユウの自生地
夏は、白く美しい花を咲かせ、海岸までの道を飾ります。

 

不思議な景観を演出する「奇岩」

サンドスキー

海岸は、海を正面にして右手に階段と岩の壁。

左手には「元根」と呼ばれる小さな山のような磯があり、いかにもリアス式海岸といった景観になっています。
周囲の環境からは閉ざされた独特な景観は、まるでプライベートビーチのよう。

「元根」と浜は、潮の満ち引きによって波が行き来する浅瀬になっており、左手に遠く下田の海岸が続いているのが目に入ります。

そして、その左手にある奇岩が石丁場跡
江戸城の修理などに使われたそうで、切り出した跡の穴は、奇岩の中にあってひときわ目立つアクセントになっています。

 

30度の砂の壁、「サンドスキー」

サンドスキー

ふかふかの砂は、夏場はさすがに熱いですが、夏以外は少し登って寝ころべば海風や波の音が心地よく、贅沢な時を過ごせます。

目を閉じてのんびり過ごしていると、海風と一緒に優しく顔をなでるものが…。
そう、実はこれが海風で運ばれてきたサンドスキーの砂。

海風が砂の斜面に向かって吹き上げ、海から砂を運んできます。
砂はつねに摩擦限界の角度を保っており、30度という急な傾斜の砂の斜面を形成しています。

心地よいと書きましたが、風の強い日はまさに砂嵐。
顔にあたる砂は、正直…痛いほどです。

サンドスキー

なお、このサンドスキー場、砂の斜面を滑って遊ぶことができます

周囲の民宿ではソリをレンタルしており、手ぶらでそりが楽しめます。
子供たちがそりを持って駆け上り、楽しそうに声を上げながら滑り下りる光景は、田牛の夏の風物詩の一つです。

サンドスキー

ひめ
サンドスキー場でソリをしてみた~い♪と思ったらこっちの記事も見て!
楽しみはソリだけじゃないわよ~。

 

神秘的な絶景が広がる「龍宮窟」

近年評判の絶景スポット「龍宮窟」

田牛にはもう一つ有名なジオサイトがあります。

それが、「龍宮窟」
以前は素通りする人が多かった入口も、近年はメジャーになって看板も立っているので、分かりやすくなっています。

場所は、先ほどの4つ目のトンネルを抜けて100メートルほどのところ。
そう、サンドスキーの階段の右手裏にあるが、実は有名な絶景ポイント「龍宮窟」だったのです。

階段を下りた洞窟の先にあります。

龍宮窟

 

夏でも涼しい龍宮窟

洞窟の階段は、しっかり整備されていて、長さも短いので危険を感じることはありません。
ですが、なんとなく洞窟というだけでスリルがあります。

洞窟の中は、海からの風で、夏場でも空気がひんやりしています。
階段が右に曲がっているので先が見えず、じれったい…
でも、ひんやりした空気が、特別な場所に来たという期待感を演出してくれます。

階段を下りると、その期待は現実のものとなって現れます。

 

映画の1シーンを見るかのような絶景が広がる「龍宮窟」

階段を下りて目の前に現れるのは…。

「海食洞」。
海の洞窟なのです。

波の作用で岩が削られてできた直径50mほどのドームのような洞窟
すでに天井が抜け落ちており、頭上からはやわらかな明かりが落ちてきます。

洞窟の中の海岸と外海は洞穴でつながっており、穴からは外海の水平線まで眺められます。
うっすら暗い洞窟ですが、この正面にあるこの穴から差し込む光と波のコントラストがたいへん美しく、しばし心を奪われ、美しい光景に引き込まれます。

この光景、どこかで見たことあると思えば、まるでジブリの映画の1シーンのよう…。
それぐらい浮世絵離れした、天国のような光景です!

龍宮窟

 

洞窟の中だけじゃない!絶景は上まで続く

しばし見入っていると、この龍宮窟の上から声が聞こえてくることに気が付きます。

…上?

そうです。
この龍宮窟、「20mほどの山(丘?)」と表現しましたが、その上は歩道として整備されており、龍宮窟を上から眺めることができるのです。

この龍宮窟、上から見ると、波で浸食された壁の形がなんとハート♥の形をしています。
近年、恋人たちの聖地と言われ、パワースポットとして紹介されている所以です。

洞窟の中の光景に圧倒されがちですが、上からの光景も忘れずに堪能しましょう。

龍宮窟

ひめ
カップルで見たいハート♥のビューポイントは、ココを見て要チェックよ!

 

「田牛サンドスキー場」「龍宮窟」アクセス詳細

「田牛サンドスキー場」「龍宮窟」アクセス

住所 静岡県下田市田牛
お問い合わせ先 下田市観光協会
0558-22-1531 
【車】
アクセス
伊豆急下田から約6km、国道136号線を走り、「田牛入口」交差点を左折。
【バス】
アクセス
伊豆急下田駅より田牛ゆき東海バスで20分→「前の浜」下車→徒歩3分。
※ただし、バスは1日2本程度しかありません。
【タクシー】
アクセス
伊豆急下田駅からタクシーが出ています。
駐車場 サンドスキー場・龍宮窟それぞれ10台程度の無料駐車場あり。
※駐車場はサンドスキー場の駐車場に隣接しており、標高20mほどの山(丘?)の下の道沿いに10台ほど停められます。
※夏季は有料。
トイレ 龍宮窟駐車場脇にあり。
付近のお店 周囲にコンビニエンスストアなどはありません。
バス停から内陸方向に向かうと、小さな商店があります。

 

「田牛サンドスキー場」「龍宮窟」がある田牛ジオサイト まとめ

いかがでしたでしょうか。

自然が造り上げたジオサイト「田牛サンドスキー場」「龍宮窟」は、心奪われるほど大変美しく、神秘的な景色を見ることができます。
訪れやすい場所なので子供からお年寄り、ファミリーからカップルでも、誰でも気軽に行くことができます。

伊豆下田には、まだまだ他にも、このような素敵な絶景をみることができる有名なジオサイトがたくさんあります。
マリンスポーツはもちろん、グルメ、レジャー施設、歴史散策などと合わせて、立ち寄ってみるといいですよ。

 

 

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この記事を書いたひと

ぴもる

ぴもる

2歳のころから
夏は伊豆に家族旅行へでかけるのが恒例行事。

小学校3年生から7年通った下田市田牛は、
第2の故郷のような場所です。

40代になった今も、嫁子供・両親と、
年に数回は伊豆へお出かける伊豆好き!

伊豆のライターをやれる日がくるなんて…

もっと真面目に写真を撮っておくんだった…と、絶賛後悔中です。