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静岡の隠れ里に佇む、時を超えた美の世界──大鐘家

大鐘家の母屋

喧騒を離れ、緑豊かな茶畑が広がる牧之原の地に、ひっそりと佇む一軒の古民家。
そこには、時を超えて受け継がれてきた美の世界が広がっていました。

 

戦国武将から賜った「大鐘」の姓

大鐘家のルーツは、戦国時代にまで遡ります。

尾張(現在の名古屋市)をルーツとする一族は、戦国武将・柴田勝家の家臣として活躍。
その後、織田信長から「大鐘」の姓を賜り、1597年に遠州相良に移り住みました。

江戸時代には旗本として、明治以降は大庄屋として、地域の発展に貢献してきました。

訪れる者を魅了する、洗練された空間

紫陽花:牧之原市大鐘家の門

足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、広々とした土間。磨き上げられた木の床、太い梁、高い天井。その空間は、訪れる者を圧倒するほどの存在感を放っています。

奥へと進むと、そこには、趣の異なる和室がいくつも連なります。障子越しに差し込む柔らかな光、床の間を彩る季節の花々。どの部屋も、細部にまでこだわりが感じられ、まるで美術館にいるかのような錯覚を覚えます。

庭園に息づく、自然との調和

アナベル:牧之原市大鐘家

大鐘家の魅力は、建物だけではありません。広大な庭園には、四季折々の花々が咲き乱れ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

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庭園を散策していると、時が経つのを忘れてしまうほど。自然と一体になれる、そんな空間が広がっています。

都会の喧騒を離れ、静寂の中で自分と向き合う。
大鐘家は、そんな時間を過ごすのにぴったりの場所です。

 

四季折々の花々とイベントが彩る、庭園の魅力

大鐘家四季折々の花

大鐘家の魅力は、建物だけではありません。広大な庭園には、四季折々の花々やイベントが訪れる人々の目を楽しませてくれます。

春(3月〜5月)

桜、ツツジ、藤などが咲き誇り、庭園全体が華やかな雰囲気に包まれます。

夏(6月〜8月)

紫陽花が見頃を迎え、庭園を彩ります。「あじさい祭り」も開催され、多くの人で賑わいます。池にはスイレンが咲き、涼しげな風景が広がります。

秋(9月〜11月)

紅葉が庭園を赤や黄色に染め上げ、趣深い景色を作り出します。

冬(12月〜2月)

大鐘家の吊るし飾り

寒椿や水仙など、冬を彩る花々が凛とした美しさを放ちます。12月には「吊るし飾り展」が開催され、古民家の雰囲気に彩りを添えます。

大鐘家
住所静岡県牧之原市片浜1033
営業時間9:00〜17:00
入館料5月下旬~7月上旬 :700円 / 400円
9月上旬~10月中旬 :500円 / 300円
10月下旬~11月下旬 :500円 / 300円
1月上旬~5月上旬 :500円 / 300円
※上記以外の期間 :400円 / 200円
駐車場無料駐車場あり
アクセス 東名相良牧之原ICから車で15分
バス バス停片浜から徒歩5分

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この記事を書いたひと

we love 静岡編集部

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三保の松原の逸話にも登場する「羽衣天女」をモチーフにした、we love 静岡のかわゆいマスコットキャラクターです。

県外からの観光でも、地元静岡県民もたのしめる地域情報をお届けする為に、ひさしぶりに降臨して頂きました♪