【静岡グルメ】漁師の知恵が生んだ海の幸「黒はんぺん」
静岡県民のソウルフードとして愛される「黒はんぺん」。
独特の見た目と風味を持つこの食べ物は、一体どんな歴史や魅力を持っているか知っていますか?
今回は、黒はんぺんについて徹底的に調査し、思わず食べたくなるような情報をまとめました!
このページの目次
黒はんぺんって、そもそも何?
黒はんぺんは、アジやイワシなどの青魚を骨や皮ごとすり身にして作られた、静岡県を代表する練り物です。その名の通り、灰色がかった見た目が特徴で、魚の旨味がギュッと詰まった濃厚な味わいが魅力です。
黒はんぺん誕生秘話
黒はんぺんの歴史は江戸時代にまで遡ります。
冷蔵庫のない時代、駿河湾の漁師たちは、大量に獲れた魚を無駄にしないよう、保存食として様々な加工品を作っていました。その一つが、青魚を余すことなくすり潰し、形を整えて茹で上げた「黒はんぺん」だったのです。
厳しい海と向き合いながら、日々の暮らしを大切にしてきた漁師たちの知恵と工夫が、この独特な練り物を生み出したと言えるでしょう。
黒はんぺん、いざ実食!おすすめのお店は?
黒はんぺんを食べるなら、ぜひ静岡県へ!
焼津や静岡市内のスーパーマーケットや魚屋さん、お土産屋さんなどで手軽に購入できます。
せっかくなら、老舗の味を堪能したいという方には、以下の名店がおすすめです。
蒲菊本店(静岡市葵区)
創業明治22年の老舗。
伝統の技で作り上げた黒はんぺんは、上品な味わいが特徴です。
🚩 静岡県静岡市葵区呉服町2丁目8−10
📞 054-252-0517
🕰️ 9:30 〜 17:30
🗓️ 水曜定休
足平蒲鉾(焼津市)
江戸時代から続く焼津の老舗。
焼津産の鯖を使った黒はんぺんは、弾力のある食感がたまりません。
🚩 静岡県焼津市本町6丁目7−9
📞 054-628-3008
🕰️ 9:00 〜 16:30
🗓️ 月曜定休
初めて食べる人も必見!黒はんぺんの味と食感
黒はんぺんを語る上で欠かせないのが、その独特の食感と味わいです。
- 食感: ふわふわというよりは、プリッとした弾力が特徴。かまぼこに近い歯ごたえで、噛むほどに魚の旨味が口の中に広がります。
- 味: 濃厚な魚の旨味が凝縮されており、青魚特有の風味も感じられます。あっさりとした中にコクがあり、一度食べたらやみつきになること間違いなし!
黒はんぺん、どうやって食べるのが一番美味しい?
黒はんぺんの食べ方は、実にさまざま!定番から変わり種まで、おすすめの食べ方を紹介します。
1. 王道!生姜醤油焼き
フライパンで焼いて、醤油とすりおろした生姜で食べるのが定番中の定番。香ばしさと生姜の風味が、黒はんぺんの旨味をさらに引き立てます。
2. 静岡おでんに欠かせない!
静岡おでんといえば、黒はんぺん!だし汁が染み込んだ黒はんぺんは、プリッとした食感の中に、じゅわっと広がる出汁の旨味がたまりません。
3. サクサク衣がたまらない!フライ
パン粉をつけて揚げれば、外はサクサク、中はプリプリの絶品フライに。
醤油やソース、タルタルソースなどお好みの味付けで、食感と味の変化を楽しんでみては?
まだまだある!黒はんぺんアレンジレシピ
他にも、磯辺揚げやチーズ焼き、煮物や炒め物など、黒はんぺんを使ったアレンジレシピは無限大!クックパッドなどで検索すれば、たくさんのアイデアが見つかります。ぜひ、自分だけのオリジナルレシピに挑戦してみてくださいね。
まとめ
今回は、静岡グルメの代表格「黒はんぺん」の魅力をご紹介しました。歴史ある漁師の知恵が詰まったこの食べ物は、独特の食感と風味で、多くの人を魅了しています。
静岡を訪れた際は、ぜひ本場の黒はんぺんを味わってみてください。きっと、その美味しさに感動すること間違いなしです!
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