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静岡市|駿府城公園南、戦国末期の道と石垣の遺構展示がある「静岡市歴史博物館」

静岡市歴史博物館

静鉄の新静岡駅から徒歩約15分の場所にある「静岡市歴史博物館」。

駿府城公園の東御門すぐ横にあり、街中でアクセスも良い場所に位置します。
静岡市の歴史文化発信拠点として、2023年1月13日にオープンしました。

もともとは青葉小学校があった跡地に建設されました。
かつてこの地は、城代と呼ばれる主の居ない城を管理する人が暮らす屋敷があったと言われていたそうです。

    

 

歴史をたどり静岡の魅力を知る

静岡市歴史博物館

静岡市歴史博物館は、歴史探求と体験を融合した新しいスタイルの博物館です。

展示物は主に、徳川家康や今川義元など静岡にゆかりのある武将をはじめ、静岡市の歴史について紹介しています。

徳川家康は、戦国の世を終わらせ平和な時代への礎を築いた偉大な歴史人物であることは言うまでもありません。
大御所・徳川家康公にゆかりのある「駿府」は、かつて日本の首都とも言われていたそうですよ。

現代へと受け継がれてきた「駿府」の町の魅力を、様々な角度から紹介している静岡市歴史博物館。
建設前に発掘されたと言われる、戦国時代末期の道をそのまま建物内に取り込んだ独特な展示方法も見ものです。

    

近代的なデザインが印象的な「静岡市歴史博物館」

静岡市歴史博物館

静岡市歴史博物館は、近代的なデザインが特徴的。
外観はモダンかつシンプルでありながらも、駿府城公園内のお堀内にあり和の雰囲気と上手く融合しているなと感じました。

建築に携わったのは世界的な建築ユニット、「SANAA(サナア:Sejima and Nishizawa and Associates)」
周囲の環境に溶け込むような建築を数多く手がけ、国際的に活躍する日本人建築家ユニットなんだそう。
おしゃれな外観も納得です。

静岡市歴史博物館

建物内は広々としていて、入り口正面のギャラリーもガラス張りになっていてとても開放感があります。
上階へと続く長いスロープも特徴的です。

     

1Fはギャラリーカフェなど

ギャラリー

静岡市歴史博物館

エントランスの正面で最初に目に入るのが、ガラス張りでオープンな空間にあるギャラリー。

大きな静岡市のパノラマ図が目を引きます。
こちらは「静岡電気鉄道沿線案内(金子常光画/静岡市所蔵)」
茶葉の製造、輸出が盛んだった昭和2年頃の静岡市の様子が、スケールの大きな鳥瞰図で描かれています。

そのほか展示されている出土品は、縄文時代の土器や古墳時代の鏡などがあります(複製)。

静岡市は古くから人々が定住していた豊かな土地であったこと、現代に至り受け継がれてきた文化を育んできたことを物語っています。

1階は無料エリアとなっているので、気軽に立ち寄れますよ。

   

道と石垣の遺構

静岡市歴史博物館

かつて徳川家康も歩いていた!?と思わせる、戦国時代の道と石垣の遺構が間近で体感できる、館のシンボル「戦国時代末期の道と石垣の遺構」

博物館の建設に先立つ調査で見つかったそうで、全国的にも珍しい、博物館内での露出展示がされています。

静岡市歴史博物館

長さ約30メートル、幅約2.7メートルにわたる遺構は、徳川家康が最初に駿府城を築いた頃に作られたと考えられており、道の両側には武家屋敷の石垣の遺構が残されています。
ぜひ間近で体感し、当時の風景を思い描いてみてください。

静岡市歴史博物館

   

ミュージアムショップ&カフェ

静岡市歴史博物館

博物館内は、Tシャツやトートバッグ、ポストカードなどのオリジナルグッズが販売されているミュージアムショップとカフェが併設しています。

こちらもガラス張りの開放感のある空間

カフェのドリンクやスイーツは、静岡市発祥のコーヒーショップ「hugcoffee(ハグコーヒー)」が提供しています。

静岡市歴史博物館

ショップでは静岡市歴史博物館オリジナルグッズや図録が販売されています。
おみやげにピッタリなお菓子や食品なども販売されています。

博物館オリジナルグッズはオンラインサイトでも購入可能なので、ぜひチェックしてみてください。

   

2F、3Fは基本展示室

静岡市歴史博物館

2階・3階展示室は有料です。
徳川家康を展示の軸に、家康とのゆかりの深い駿府城下町、東西の大動脈・東海道、明治新政府を支える人材を輩出した静岡藩などを紹介しています。

    

2階展示室

2階展示室は、人生の三分の一を駿府で過ごしたといわれる徳川家康の、戦いに明け暮れた日々と人柄が垣間見えるエリア。
また、駿府の基礎を築き、家康を育んだといわれる戦国大名今川義元の紹介もされています。

    

3階展示室

3階展示室は、中に入ると「東海道図屏風」が出迎えます。
教科書などで何度か見たことのあるという方、多いのではないでしょうか。
東海道の宿場町や沿道の名所などが描かれていて、現代と照らし合わせて見るのも面白いですよ。
(※展示替えあり)

江戸時代の歴史、城下町での武士や町人の暮らしの様子が知れるコーナーとなっています。

※混雑緩和のため、展示室入場には日時指定予約(WEB予約)を導入しています。
※基本展示室の写真撮影は禁止です。

    

1階カフェの「博物館メニュー」でほっと一息

静岡市歴史博物館:カフェ
hugcoffee静岡市歴史博物館店:「和三盆ほうじ茶ラテ」680円(税込)

展示物を見てまわったあとは、1階にあるカフェで、ほっと一息ついてみては。
博物館1階に「hugcoffee静岡市歴史博物館店」があります。

前述したように、ガラス張りになって開放感のある店内からは、悠々とした駿府城公園の東御門が望めます。

モダンなデザインの落ち着いた店内で、優雅なひとときを味わえます。

静岡市歴史博物館:カフェ

こだわりの自家焙煎コーヒーのほか、静岡らしいメニューが特徴。
この日は「SHIZUOKA TEA  LATTE 和三盆ほうじ茶ラテ」をいただきました。
ほうじ茶の芳ばしさと、程よい甘さがちょうどいい大人のラテといった感じでした。

外の風景を眺めながら、当時先人の暮らしがこの地にあったことに思いを馳せてみては。

天気によってはテラスの利用も可能だそうですよ。

     

徳川家康公出陣キット

静岡市歴史博物館

静岡市歴史博物館から外堀の方へ歩いて1分程の「城代橋」の近くに、「徳川家康公出陣キット」が設置されてます。

徳川家康が身につけたと伝えられる金色の甲冑「金陀美具足」を模したプラモデルパーツ風のモニュメントです。

「プラモデルのまち」のアピールとして、組み立て前のプラモデルをイメージしたそうで、静岡のちょっとしたフォトスポットにもなっています。

こちらもぜひ立ち寄ってみてください。

    

施設詳細情報

静岡市歴史博物館

静岡市歴史博物館
住所 静岡県静岡市葵区追手町4-16
電話 054-204-1005
開館時間 9:00~18:00
※展示室入場は閉館30分前まで
定休日 月曜日
12月29日〜1月3日
※月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館
※展示替えによる臨時休館、イベントによる臨時開館あり
観覧料 一般600円
大学生・市内70歳以上420円
小中学生150円
市内居住・通学の小中学生無料
※1階のみの入館は無料
※2階3階の展示室の観覧は日時指定予約制(Web予約)を導入。当日は数に限りあり。
Web予約 日時指定予約・オンラインチケット
※観覧料が無料の方・招待券も予約が必要
※1階のみご利用の場合は予約不要
駐車場 専用駐車場なし
周辺に有料コインパーキングあり
アクセス 電車 ●静岡鉄道「新静岡駅」から徒歩約8分
●JR静岡駅から徒歩約17分
JR静岡駅から約10分
HP https://scmh.jp/

    

1階のhugcoffee(ハグコーヒー)静岡市歴史博物館店

博物館1階のカフェ「hugcoffee静岡市歴史博物館店」
住所 静岡県静岡市葵区追手町4-16
電話 054-269-6606
営業時間 【火~日】9:00 〜 18:00 (L.O 17:30)
※月末の土曜日は営業時間1時間延長あり
定休日 博物館休館日と同じ
駐車場 専用駐車場なし
周辺に有料コインパーキングあり
HP https://hugcoffee.co/pages/shop-list

    

 

お洒落なデザインの静岡市歴史博物館で、昔の静岡市と戦国時代の武将に触れて

静岡市歴史博物館

静岡市歴史博物館は、先人が築き上げた歴史の積み重ねにより、現代の姿があることを実感させてくれる場所でした。

静岡市歴史博物館では基本展示のほか、年に4回程度の企画展示も予定されています。

新しい発見とともに、静岡の町の魅力に再度触れることができるスポットです。
街歩きの楽しみが広がる静岡市歴史博物館、ぜひ足を運んでみては。

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