【歴女必見】吉田町・小山城と桜🌸 戦国ロマンと春の絶景を満喫
歴史好きの女子のみんな、こんにちは!
今回は、静岡県吉田町にある小山城と、城跡を彩る美しい桜を巡る旅をご紹介します。
小山城は、戦国時代に武田家と徳川家の攻防の舞台となった歴史ある城。
その激動の歴史に思いを馳せながら、春の訪れを告げる桜を愛でる、風情あふれるひとときを過ごしましょう。
小山城と桜🌸 歴女がときめく3つのポイント
- 武田と徳川の攻防が繰り広げられた小山城
1571年、武田信玄は遠江侵攻の足掛かりとして小山城を築城しました。
その後、徳川家康との間で激しい争奪戦が繰り広げられ、小山城は幾度となく城主が入れ替わる激動の歴史を辿りました。
現在、城跡は能満寺山公園として整備され、復元された丸馬出や三日月堀など、往時の姿を偲ばせる遺構を見ることができます。 - 桜の種類と開花時期
能満寺山公園では、ソメイヨシノを中心に様々な種類の桜が楽しめます。
- ソメイヨシノ: 3月下旬~4月上旬に見頃を迎える、代表的な桜。能満寺山公園のメインとなる桜で、満開時には圧巻の景色が広がります。
- シダレザクラ: 3月下旬~4月上旬に見頃を迎える、枝が柳のように垂れ下がる桜。能満寺山公園内には数本あり、その優雅な姿が訪れる人々を魅了します。
- ウコンザクラ: 4月上旬~中旬に見頃を迎える、淡い黄緑色の花を咲かせる珍しい桜。能満寺山公園内には数本あり、その独特な美しさが特徴です。
- ソメイヨシノ: 3月下旬~4月上旬に見頃を迎える、代表的な桜。能満寺山公園のメインとなる桜で、満開時には圧巻の景色が広がります。
- 桜に彩られた能満寺公園と展望台小山城
能満寺山公園内には、小山城の模擬天守である「展望台小山城」がそびえ立ちます。
展望台からは、桜に彩られた公園全体や、遠くには富士山を望むことができます。
また、公園内には能満寺があり、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。春には桜が咲き誇り、歴史ロマンを感じながら散策を楽しめます。
春の能満寺山公園 おすすめ情報
- 吉田町桜まつり
例年3月下旬~4月上旬に開催され、様々なイベントが行われます。
- ライトアップ
夜桜もおすすめです。ライトアップされた桜は、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を醸し出します。
- 展望台小山城
模擬天守である展望台小山城は、1階と2階が資料館となっており、小山城や武田氏に関する資料が展示されています。
住所 | 静岡県榛原郡吉田町片岡2519 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
電話 | 0548-33-2122 |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | あり |
小山城の歴史
築城と武田氏の支配
小山城は、1571年(元亀2年)に武田信玄によって築城されました。
信玄は、駿河侵攻を成功させた後、遠江国への進出を図り、その拠点として小山城を築いたのです。
築城にあたっては、武田家臣の大熊朝秀が城主を務め、武田流の築城術を駆使して堅固な城を築き上げました。
小山城は、標高約70メートルの能満寺山に位置し、天然の要害を利用した平山城でした。
山頂の本丸を中心に、二の丸、三の丸が配置され、周囲には空堀や土塁が築かれました。
特に、武田流築城術の特徴である「丸馬出」と呼ばれる半円形の防御施設や、「三日月堀」と呼ばれる三日月形の堀は、敵の侵入を阻むための工夫が凝らされていました。
徳川家康との攻防
武田信玄の死後、小山城は徳川家康との間で激しい争奪戦の舞台となりました。
1573年(天正元年)、家康は小山城を攻略し、武田氏から奪取します。
しかし、その後も武田氏は再三にわたり小山城を奪還しようと攻撃を仕掛け、城は両者の間で幾度となく攻防が繰り返されることになります。
1582年(天正10年)、織田・徳川連合軍による甲州征伐によって武田氏は滅亡し、小山城は再び徳川氏の支配下に入ります。
その後、家康は小山城を廃城とし、城の機能は近くの横須賀城に移されました。
廃城後の小山城
廃城となった小山城は、長らく放置された状態でしたが、1987年(昭和62年)に模擬天守である「展望台小山城」が建設されました。
展望台からは、城跡全体や周辺の街並み、遠くには富士山を望むことができます。
また、展望台内には小山城の歴史や武田氏に関する資料が展示されており、訪れる人々に戦国時代のロマンを感じさせてくれます。
このように、小山城は武田信玄と徳川家康の両雄が激しく争奪した歴史の舞台であり、その歴史は現代に残る城跡や資料館を通じて知ることができます。また、春には美しい桜が咲き誇り、訪れる人々に癒やしと感動を与えてくれる場所でもあります。
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